麻雀ってよくできたゲームだよね
ども!あき山です。
将棋、囲碁、トランプなど、テーブルゲームは数多くありますが、その中でも麻雀は群を抜いて面白いですね。
将棋や囲碁のように上級者が必ず勝つわけでもなく、上級者になるのに何年も修行する必要もない。また、麻雀にとって運は重要な要素ですが、かといってジャンケンのように運だけでもない。そこらへんのバランスが絶妙なんですよね。
かくいう私も麻雀は高校生のときに覚えてから、ずっと好きなゲームです。
最近では「雀魂(じゃんたま)」というネット対戦麻雀をやってたりします。雀魂については紹介記事を書いたので気になる人はどうぞ。
今回は、麻雀牌でリアルに行う麻雀ではなく、コンピュータゲームとしての麻雀について個人的に振り返ってみたいと思います。
麻雀を始めたきっかけ
麻雀ゲームを振り返る前に、まず、あき山が麻雀を始めたきっかけを思い出してみます。
高校1年生のときだったと思うんですが、当時、同級生の間で「近代麻雀」という麻雀漫画ばかりを掲載している漫画雑誌が流行してたんですよね。
現在は近代麻雀というと1種類しかないようですが、私が高校の頃の近代麻雀は「別冊」、「オリジナル」、「ゴールド」の3種類があって、それぞれ掲載漫画が違ってたんですよね。
当時、近代麻雀別冊の看板漫画は「哭きの竜」、近代麻雀オリジナルの看板漫画は「ノーマーク爆牌党」、近代麻雀ゴールドの看板漫画は「Shoichi」でした。
特に好きだったのは「ショーイチ(Shoichi)」で、これは桜井章一という実在の人物をフィクション風味に仕立てた作品です。イカサマを仕掛けてくる無法者を相手に逆にイカサマでやり返すのがカッコイイんですよね~。
今まで見ていた漫画と全く違うテイストの麻雀漫画に夢中になり、気付いたら自然に麻雀の役やルールを覚えてしまいました。
高校生当時はあまりにも麻雀が好きで、下のリンクのようなカードの麻雀セットを学校に持って行って、休み時間に同級生とよくやってました。
麻雀ゲームの振り返り
麻雀漫画から麻雀を覚えるきっかけを得た私ですが、麻雀ゲームとの出会いはそれとは違う時系列で進みます。さっそく麻雀ゲームを振り返ってみます。
ファミコン「麻雀」
私の麻雀ゲームの原体験は、1983年に発売されたファミコンの「麻雀」ですね。
小学生だった私の家には麻雀のカセットはなかったんですが、親戚の10歳ほど年上の従兄弟の家にあり、全く意味がわからないままプレイしてました。
ファミコン版の麻雀は、1983年に発売されたファミコンのローンチタイトル(ゲーム機の発売と同時に発売されるソフト)と言える存在です。
やみくもにプレイしてみるんですが、当然、和了(あが)ったかどうかもわからないし、そもそも何が起こってるかもわからないので、何が面白いんだこれ?しかもタバコみたいな棒があるし(注:点棒)、何かオッサン臭い!って思ってました。
ファミコン「4人打ち麻雀」
次は、1984年に発売されたファミコンの「4人打ち麻雀」です。
これも家にはなかったんですが、たぶん誰かが飽きてやらなくなったカセットを借りてきたんだと思います。
このゲームを借りたときには既に麻雀のルールを理解していたので、結構長い間遊んだ記憶があります。
4人打ちだと上家以外からもポンできるので、それまでの2人打ち麻雀にはないポンの威力を実感しました。4人だと混一色を作りやすいんですよね。
スーパーリアル麻雀
次は、ゲームセンターでプレイしたスーパーリアル麻雀P2、P4ですね。
スーパーリアル麻雀は、P2から女の子のアニメーションを取り入れて大人気になった脱衣麻雀ゲームです。
P2は発売が1988年なので、私が麻雀を覚える少し前になるんですが、高校生で麻雀を覚えた後、ゲームセンターの片隅に置いてあるのを時々プレイしてました。ヒロインのショウ子の絵柄は割とカッチリしてて大人っぽい(というか劇画に近い)ですが、不思議なことに今の感覚で判断すると、これ以降のシリーズよりもよっぽど馴染めますね。
その後、P4が1993年にリリースされ、こちらはかなりプレイしました。女の子のイラストも前作までに比べてぐっとアニメっぽい表現になりました。当時としてはトップレベルのイラストだったんじゃないでしょうか。
3人の女の子がそれぞれ特徴分けされていて、一人目の三女・愛菜(まな)はポニーテールが似合う妹キャラ、二人目の次女・悠(ゆう)はショートカットでボーイッシュなキャラ、三人目の長女・香織(かおり)はソバージュ(古い)の似合う大人っぽいキャラでした。
そして、この3人の声優さんが、國府田マリ子さん(三女)、久川綾さん(次女)、まるたまりさん(長女)なんですよね。國府田マリ子さんといえば、ママレード・ボーイの光希ちゃんですよね。アニメも漫画も全部見るぐらい好きでした。
富沢美智恵さんといえば、自分の中では「きまぐれオレンジ☆ロード」の主人公の妹まなみや、誰もが知っているセーラーマーズですね。
話がそれました。
そんなスーパーリアル麻雀ですが、なんと2020年4月に任天堂Switchで歴代6タイトル(P2~P7)をまとめたソフトが発売されていたようです。
まじかよ…平成じゃなくもう令和なんだけど、この時代に復活させるってことは、制作側に並々ならぬ熱意があるに違いない。。。(詳しくはこちらのインタビュー)
東風荘
さて、ここまでは家庭用ゲーム機であったり、ゲームセンターのゲームであったり、いずれも「人間との対戦」ができるものではありませんでした。
しかし、そこへヤツが現れたんですよ。そう「東風荘」(とんぷうそう)です。
東風荘は、当時20代だった作者のmjmanさんが個人で開発したオンライン麻雀ゲームで、1996年からスタートしました。
まだインターネットが常時接続ではなく、電話回線を使ってダイアルアップでネット接続してた時代に、突如としてオンライン対戦できる麻雀ゲームが現れたので、それはもう衝撃でした。
リリースされた当時、私は大学を留年していて、研究室にもろくに顔を出さないぐうたら学生でした。深夜の2時ぐらいに大学の研究室に行き、インターネットに常時接続している研究室のパソコンで東風荘に接続し、夢中になって打ちまくりました。そして、誰にも会わないように明け方の6時ぐらいにアパートに帰ってました。(この頃から集団生活に向いてねえ臭がプンプンしますね・・・)
とにかく打つのが遅い人間は嫌われてて、少しでも打牌が遅いとコメントで「?」などの文字で全員から急かされるという、まことに世知辛い、インターネット黎明期そのものの雰囲気でしたw
その後は、東風荘の牌譜(打ち筋の記録というかログですね)を用いて、麻雀を統計的に分析する流れもありました。
上記の本は、東風荘の統計に基づいた戦術(テンパイ即リー、下りるときはベタおり、など)で、東風荘で圧倒的な強さを誇った「とつげき東北」さんという人の本です。当時結構な話題となり、今でもAmazonで90個のレビューが付き星4という高評価です。
そんな東風荘ですが、残念ながら2018年3月で21年の歴史に幕を閉じたとのこと。下記のインタビュー記事にはサービスを終了する直接的な理由は書いてありませんでしたが、おそらくネット対戦麻雀という役目を終えたってことでしょうね。今となってはネット対戦できる麻雀ゲームは多数ありますから。。。
作者のmjmanさんは「ユーザの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントしていますが、こちらこそ無料で散々遊ばせてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
ハンゲーム
大学を卒業してからは、東風荘で遊ぶこともなくなり、リアル麻雀を2~3回やった程度と麻雀から離れてましたが、2005年頃に盛り上がっていたハンゲームの麻雀をするようになりました。
ハンゲームとは、2000年からサービスを開始したオンラインゲームコミュニティサイトで、テーブルゲームだけでなく、アクションゲーム、RPGゲーム、カジノゲームなど色々なゲームを楽しめます。
雀魂
ハンゲームで麻雀をしばらくやった後、10年以上も麻雀ゲームはやっていなかったんですが、2020年5月から「雀魂(じゃんたま)」をプレイすることになりました。
だって、キャラクターが可愛いんだも~ん。(注:おじさんです)
看板キャラクターの一姫(いちひめ)ちゃんは、内田真礼さんが声を当てています。
対局中の画面も、私がこれまでプレイしてきたどの麻雀ゲームよりも美しいです。
雀魂は、「にじさんじ」に所属するバーチャルライバー(VTuber)たちが、対局をYouTubeでライブ配信したことをきっかけに急速に広まったと言われてます。
私も暇をみつけてちょこちょこやってますが、今ちょうど雀士の星3つのところで足踏みしてます。このレベルになると、明らかに麻雀経験者が多く、そう易々と勝たせてはくれないですね。
雀魂については記事を書きましたので、興味ある方はどうぞ!
まとめ
というわけで、麻雀ゲームについて個人的に振り返ってみました。
現在はネットの回線も申し分ないレベルに向上し、麻雀ゲームを快適に遊べる時代になりました。ファミコンの麻雀が出たのが1983年なんで、あれから37年ですか。まさかこれほど簡単に対戦麻雀ができるなんて、当時からは想像もできないですね。
そんな麻雀ゲームの中でも特に雀魂は、対局中のグラフィックやキャラクターのイラストなどのレベルが高く、アニメや漫画好きの人達に広く受け入れられているようです。私も雀傑ぐらいまではレベルを上げたいところです。
ではまた!
実際には、1983年の7月15日にドンキーコング、ドンキーコングJr.、ポパイの3本が発売され、その後8月27日に五目ならべと麻雀が発売されています。ほとんど、ファミコンと同時の発売ですね。