【任天堂】株主総会に出席するために本社開発棟に行ったよ【2018年】

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昨年(2017年)、任天堂の株主総会に行ったことを記事にしました。

参考 【2017年】任天堂の株主総会に出席するために本社開発棟に行ったよ

あれから1年たちましたが、今年も任天堂の株を持ち続けたおかげで株主総会に参加する権利を得て、今年(2018年)も任天堂の株主総会に参加してきました

今回は、2018年に行われた任天堂の株主総会で撮ってきた写真を交えて、そのときのことを振り返ってみようと思います。

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事前に届くもの

株主総会に参加する権利を得た株主には、株主総会の3週間ほど前に会社から以下のような郵便物が届きます。

中身を開けると、議決権行使書という紙が1枚入っています。議案について賛成/反対をマークして、株主総会の当日に受付で提出します。(Webでも投票が可能です)

この用紙の裏面には、株主番号や所有株式数などが記載されています。議決権行使書を郵送で送ることも可能です。

この他、「定時株主総会招集ご通知」というのも同封されています。(同じものをWebから誰でも参照することができます)

参考 株主・投資家向け情報:株式情報 – 株主総会

会場へ向かう

2018年の任天堂の株主総会は、昨年と同様、京都の本社のすぐ近くにある本社開発棟の7階会議室で行われました。

昨年は開始の1時間前ぐらいに着くように家をでましたが、今年は少しゆっくりめに出ました。もちろん平日なので有給休暇を取得してます。

そして、最寄りの地下鉄十条駅に、任天堂の社員と思われる方が道案内をしています。(許可をもらって写真を撮りました)

地下鉄十条駅から10分ほど歩いて、本社開発棟に着きました。

任天堂の象徴的なロゴが出迎えてくれます。

門には株主総会が行われることを示す看板が立てかけられています。

ちょうどこの場所で、日経新聞と名乗る方から口頭で話を聞かれました。この人も株主総会に参加するようで、会場に入るための取材枠があるんですか?と聞くと、会社が株を持っているのでそれで会場に入ることができるとのこと。

そして、これが本社開発棟。去年も見ましたが、やっぱり綺麗な建物ですね。

本社開発棟をさらに近くで見るとこんな感じです。去年は曇っていて空がほとんど見えなかったんですが、今年は青空が見えて美しいです。

本社開発棟の中へ

受付で議決権行使書を提出し、紙袋と入場票をもらいます。

紙袋の中には、おみやげ(2品)と、280mlの小さいペットボトル(伊右衛門)が入っています。

今年のおみやげ

おみやげ1つ目は、昨年と同じ絵柄の箱に入ったタオルです。もしかしてタオルも全く同じものでは!?と思いましたが、タオルの柄は去年と少し違っていて安心しました。笑

昨年のタオルは息子がスイミングで使いまくっているので、今年のタオルもきっと活躍してくれることでしょう。

おみやげ2つ目は、ポケモンの缶に入ったお菓子です。

昨年は紙の箱に入っていたのですが、やはり缶だと小物入れにもなるので嬉しいですね。

ポケモン大好きな娘に、速攻で持って行かれました。笑

いざ会議室の中へ

会場となる7階会議室は 400人ほど入れる大きな部屋で、椅子がびっしりと敷き詰めてあります。早く来た株主は我先にと前の方から座っていきます。

昨年は早くに会場入りしたので3列目ぐらいでしたが、今年は後ろの方に座りました。

壇上はカメラで撮影されており、会場の両脇に複数配置されたスクリーンに大きく映し出されるので、後ろに座っていてもそんなに違和感はないです。

任天堂の株価

ところで、この日の前日の任天堂の株価の終値は35,550円。直近の3月28(権利付き最終日)の終値は46,650円。この株主総会に出席するために、任天堂の株を3月28日に単元株数の100株買っていたとしたら、(35,550-46,650)*100=-1,110,000円の含み損が出ていることになります。

上の任天堂の週足チャートを見ると、去年の株主総会の後はどのタイミングで買っても、ほぼ含み損になっています。去年の株主総会では、参加者のほとんどが含み益だったのとは対照的です。

事実、今年の株主総会での質疑応答では、株価の下落に不満をあらわにした質問もありました。また、会場の外でも株価下落について不満を漏らしている人が多かったですね。私も知らないおじさんから株価の下落についてどう思うか?と話しかけられました。

2018年の質疑応答について個人的所感

株主総会が始まると君島社長による業績の簡単な説明があり、その後は質疑応答へと進みます。

質疑応答では、まず質問したい株主が挙手をし、それを君島社長が当てます。当たった株主は質問を述べ、君島社長(ときには他の役員)が質問に答えます。

今年の質疑応答は、ぼんやりした印象が強かったように思います。株主が具体的に切り込んでも、殆どの場合は「のらりくらり」と質問に回答するだけで、本当に聞きたいことはほとんど聞けません。私は今回で株主総会への参加が2回目なのでそう見えるのかもしれませんが。

ちなみに、2018年の株主総会の質疑応答は、既に任天堂の公式サイトにて公表されています。

参考 株主・投資家向け情報:株式情報 – 株主総会

そんな中でも気になる質疑応答が3つあったのでピックアップしてみます。

ニンテンドーラボの売れ行きについて

ピックアップ1つ目は、ニンテンドーラボについて。

赤線に引いたように、十分に売れているとまでは言えない状況が見て取れます。確かに、販売当初は各所で話題になりましたが、その後、話題はぷっつりと途絶えてしまってるようにも思えます。

君島社長は、通常のタイトルとは性格が異なるものなので、まだ結論が出たというわけではないことを強調しています。

ちなみに私もニンテンドーラボについての記事を書きました。その中で、我が家のプレイ時間の推移について言及しています。

参考 Nintendo Labo (ニンテンドーラボ) は買いなのか?1ヶ月のあいだ子どもを観察してみた

ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションについて

ピックアップ2つ目は、ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションについて。

任天堂の今後の起爆剤として有望なのが、このアトラクションの事業だと思ってます。逆に言うと、この事業が大化けしない限りは、任天堂は低迷するのではないかと個人的に思ってます。

宮本さんはこの質疑応答で新しいことを言ったわけではありませんが、実直に進めていくという意気込みは感じられました。

あと、任天堂のIPの活用についても、さらなる展開があることも匂わせています。

任天堂Switchオンラインについて

最後にピックアップするのは、任天堂Switchオンラインについて。

この日の質疑応答では、任天堂Switchオンラインについての質疑が2回あって、これは最後の方の質疑応答になります。

私もこの時点での任天堂Switchオンラインの内容(ネット対戦、ファミコンゲーム、セーブデータのクラウド保存)については物足りない印象だったので、おそらく会場に大勢いた株主も少なからず同じように物足りなさを感じていたんでしょうね。

1回目の質疑応答では、会社側はのらりくらりと質問をかわした印象でしたが、さすがに2回目の質問を受けて、高橋さんが「今は明かせない、もうしばらくお待ちください」と、どうしても今明かせないという事情を漂わせました。

昨年の質疑応答でも、高橋さんは「Switchらしい遊び方についてご期待下さい」として後のニンテンドーラボを匂わせたので、今回の任天堂Switchオンラインについても個人的には期待しています。

閉会

そして、10時から始まった株主総会は滞りなく進み、「余剰金の配当の件」と「取締役の5名選任の件」について株主の拍手により決議が行われました。

最後に新社長の古川俊太郎氏の挨拶がありました。

古川氏は昭和47年1月生まれなので、私の2つ上の学年ということになりますが、見た目にとても若く、私の友人にいそうなタイプだなあと思って見てました。

Switchが軌道に乗った後の戦略や、ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションなど、今後の難関も多いタイミングですが、株主としては是非頑張って欲しいところです。

そして株主総会は12時には終了となりました。

まとめ

今回は2回目の株主総会の参加だったので、質疑応答で会社がどの程度まで本気で回答しているかが少しわかってきたような気がします。

こうなってくると、他の会社の株主総会にも参加してみたいですね。

ただ、株主総会の多くは関東で行われるので、気軽に参加するためには関西の会社の株を買わないといけないですね。

ではまた!

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