【ワイヤレスイヤホン】コードの有り無し、どちらがいいのか?(落下防止のイヤーピースも紹介)

ヘッドホン・イヤホン

以前、ワイヤレスイヤホンとして使うならコード無し(完全ワイヤレスイヤホン)よりもコードあり(ネックバンド型)の方がいいんじゃないか?という記事を書きました。「コード」というのは、左右のイヤホン(ハウジング)を繋ぐケーブルのことです。

その後、さらにコードありのワイヤレスイヤホンを使い続けたところ、やはり一概にはそう言えないところもあるなとまた最近思い始めました。そこで、ここら辺で一度メリット・デメリットをまとめておこうと思いました。

以下、最初にコードの有無によるメリットとデメリットを実体験を踏まえて紹介します。次に、完全ワイヤレスイヤホンの落下を防止する方法について紹介します。

ワイヤレスイヤホンを買う際に、コードの有無のどちらがいいのかを判断する際に役立てて貰えると幸いです。

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調査したワイヤレスイヤホン

私はコード有りと無しの両方のワイヤレスイヤホンを所持しています。

コード無しのワイヤレスイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン)は複数種類持っていますが、EarFunの「Air Pro 3」というモデルを現在最もよく使っています。↓

【VGP 2023金賞】EarFun Air Pro 3 ANC搭載完全ワイヤレスイヤホン【Bluetooth 5.3 + 43dBまでノイズキャンセリング】QCC3071チップ搭載/aptX adaptive対応/LE Audio対応予定/超低遅延55ms/マルチポイント接続/専用アプリ/cVc8.0通話ノイズリダクション/最大45時間再生/ワイヤレス充電/IPX5防水(ブラック)
EarFun
🏅【VGP 2023金賞・企画賞/クアルコム最先端チップQCC3071】国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワード「VGP 2023」金賞・企画賞を受賞!👍クアルコム社(Qualcomm)の最先端チップ「QCC3071」を採用、ハイレゾ相当(24bit/96kHz)の高音質コーデックaptX Adaptiveに対応、Bluetooth5.3をサポートしており、より安定した接続性と高音質を実現します。aptX Adaptiveではリスニング環境に応じてビットレートを自動調整し、状況に応じた最適な音楽再生を可能にします。🎶11mm径ウールダイナミックドライバーを搭載、迫力のある低音から滑らかな中高音までバランス良いサウンドを再現、よりオリジナルに近い音を届けます。また、LE Audio(LC3)に対応予定です(LE Audio対応スマートフォンが必要)。

ちなみに、以下のAnker製のワイヤレスイヤホンは、上記のEarFunのものとほぼ同じスペック・価格です。

Anker Soundcore Life P3

一方、コード有りのワイヤレスイヤホンは、SONYの「WI-C100」というモデルを使っています。

ちなみに、以下のオーディオテクニカ製のコード有りのワイヤレスイヤホンは、上記のSONYのものとほぼ同じスペック・価格です。

オーディオテクニカ ATH-CKS330XBT BK

これまで実際に、上記のEarFun製のものを完全ワイヤレスイヤホンとして使いつつ、上記のSONY製のものをコード有りのワイヤレスイヤホンとして使い続けてきました。

その結果、気付いたメリット・デメリットと、私なりの結論を以下にまとめてみます。

コード無しのメリット・デメリット

コード無しのワイヤレスイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン)のメリットは以下になります。

メリット
  • コードがないのでスッキリしている
  • ケースを開けて装着するだけで電源がONになる
  • 安価なモデルでもノイキャンが搭載されている
  • ワイヤレス充電が可能なモデルが多い
  • マスクの着脱がしやすい

1番のメリットは何と言っても邪魔なコードがないことです。そして多くのモデルでケースから取り出すだけで、電源ONのための操作なしにすぐ使えるのがメリットです。あと安価なモデルでもノイズキャンセリングの機能が搭載されてます。

最近のモデルだとワイヤレス充電(Qi充電)対応のものが多いのも、充電がしやすく便利です。本体込みの使用時間は、ノイキャンありだと20時間ほど、ノイキャンなしだと30時間ほどなので、外出時に使う分には十分だと思います。また、コードがないのでマスクの着脱が簡単です。

逆に、デメリットは以下になります。

デメリット
  • 落ちる、または落とすかもしれないという恐怖感がある

一番大きなデメリットは明確で、何と言っても「落ちる」です。例えば外出時に地面に落とすと、場所によっては(線路の上とか側溝の中とか)拾えないことがあります。また、潔癖症な人の場合、床に落としたものをもう一度耳に入れるのに抵抗を感じるでしょう。

人によっては(耳の形や耳の中の湿度)などによって全く落ちない人もいるでしょうけど、私のように普通に装着すると少しずつずれてくる人の場合、姿勢を変えた瞬間に落下することがあります。また落下しなくてもずれることで、耳とイヤーピースの間に隙間ができ、ノイズキャンセリングの効果が弱くなります。

コード有りのメリット・デメリット

コード有りのワイヤレスイヤホンのメリットは以下になります。

メリット
  • 地面に落ちる心配がない

一番のメリットは「地面に落ちない」ことです。イヤホン(ハウジング)が軽いので耳から外れることもほぼないですが(ずれることは時々ある)、コード含めて全体が肩から地面に落下することはまずないです。完全ワイヤレスイヤホンの落下が心配で落ち着かないという人にとってはメリットです。

逆に、デメリットは以下になります。

デメリット
  1. コード邪魔(衣服に当たる音が響く
  2. 装着前後で電源を操作する必要あり
  3. 通常のモデルではノイキャンが非搭載
  4. 使用可能時間がやや短い
  5. マスクを着脱しにくい

一番のデメリットは「コード(ケーブル)」です。当たり前といえば当たり前なのですが、実際どういうときにコードが邪魔になるのか、ここ半年ほど使い続けた結果色々とわかってきました。

それはズバリ、コードが衣服に当たってノイズ(がさごそという音)になることです。

夏場は襟元がすっきりした服(Tシャツなど)を来ているのでコードが衣服に当たってノイズになることがなかったのですが、冬場は襟のある服が多いのでどうしてもコードが襟に当たります。そうするとノイズがコードを通して耳に入り気になってしまいます。

この雑音は特に一時的に音楽を止めている時に顕著で、例えばスマホで音楽を聴いているときにメッセージが入ったので一時的に音楽を止めることってありますよね。そのときイヤホンから音楽は流れないので、通常よりもコードを介したノイズ気になります。私はこの「がさごそという音」がかなり気になるので、冬場の襟があるときにはどうしても耐えられませんでした。

また、完全ワイヤレスイヤホンのようにケースから出してすぐ使えるようになるということはないので、手動で電源をONにする必要があります。この手間が割と面倒くさいです。通常のモデルではノイキャンが非搭載のものが多いのもデメリットです。コード付きでノイキャンを搭載するものもあるにはありますが、価格が4万程度に跳ね上がってしまいます。使用時間は25時間程度と、ケース込みの完全ワイヤレスイヤホンに比べるとどうしても短いのもデメリットです。また、コードがあるのでマスクが内側にある場合いったんイヤホンを外す必要があります。

完全ワイヤレスイヤホンで落下を防ぐ方法

ここまで、コードの有無についてメリット・デメリットを説明しましたが、結局のところ、メリットはコード無しのほうが多いんですよね。世間でこれだけコード無しのものが流通しているのも頷けます。

完全ワイヤレスイヤホンが耳にフィットして全然落ちない(落ちそうな気配がない)と言う人は、そのまま使えばいいのですが、私のように落下したことがある(落下が心配な)人は悩むところです。

そこで、私は思いました。「これ、イヤーピースが悪いんじゃね??」と。

オーディオテクニカの交換イヤーピースを試す

まずは製品に付属している他のサイズのイヤーピースを全て試しました。しかしやはりしっくり来ない。そこで以下のイヤーピースの交換アクセサリを試してみました。

オーディオテクニカ ファインフィットスペアイヤピース ブラック ER-CKM55S BK
Audio Technica(オーディオテクニカ)
オーディオテクニカ ファインフィットスペアイヤピース ブラック ER-CKM55S BK

これはSサイズですが、これに加えてXSサイズのものも購入しました。なぜ小さいサイズなのかというと、以前よく使っていた中華製の安い完全ワイヤレスイヤホンがイヤーピースが小さいもので、その時にはあまりズレがなかったからです。なので自分の耳に合うとしたら小さめだろうと判断しました。

上記の私の完全ワイヤレスイヤホンのイヤーピースと交換してみたところ、結果は・・・SとXSの全てでいまいちでした。少しは装着感が上がるような気がしますが、やはりずれてしまったのです。

アズラ(AZLA)の交換イヤーピースを試す

途方にくれた私は、Amazonで色々と見ているうちに次の商品を見つけました。そしてついに見つけました!

AZLA SednaEarfit XELASTEC [イヤーピース SS/S/MSサイズ各1ペア] 独KRAIBURG TPE社製熱可塑性エラストマー素材採用ハイグレードイヤーピース 完全ワイヤレスイヤホン最適化設計 スモーク AZL-XELASTEC-SET-S
AZLA
■究極のイヤーピースを目指したSednaEarfit『XELASTEC』 究極のフィット感を目指す為、素材に世界的なメーカーである独KRAIBURG TPE社の高品質な熱可塑性エラストマー(TPE:サーマルプラスティックエラストマー)を採用しました。熱により軟化し変形しやすくなるという素材の特性を最大限に活かし、イヤホンを耳に装着した際に体温により傘部分の形状が徐々に軟化、変形していき吸いつくような極上のフィット感が得られます。形状が変化して耳にフィットする為、耳道の特定部分に負担が掛かることが少なくなり、長時間快適に使用できます。同じく形状を変化させて耳道にフィットさせるウレタン系のフォーム素材とは異なり、素材の耐久性が高いのも特徴です。

このイヤーピースの材質は、今までの元から付いているイヤーピースや上記のオーディオテクニカの交換イヤーピースと全く違います。何というか、ツルツルしてません。指で擦ると「キュッキュッ」という音がしそうな材質で、例えるなら「透明のビニール管」のような感じでしょうか。

付けてみたところ、これは良い!ずれないぞ!

これまでイヤーピースのサイズに気を配ってきたけど、結局自分の場合は耳の形状的に言って、サイズよりも材質(摩擦力)が重要だったのだと気付きました。確かに摩擦力さえ高まれば落ちにくくなりますからね。

アズラ(AZLA)というメーカーは他にもイヤホン関連の様々な商品を作っているようです。イヤーピースもかなり種類があるので、自分に合いそうなものを探すといいと思います。

Amazonのアズラ(AZLA)による商品検索結果

まとめ

というわけで、ワイヤレスイヤホンのコードの有無によるメリットとデメリット、完全ワイヤレスイヤホンの落下を防止する方法について紹介しました。

私の結論としては、やはりコード無しのワイヤレスイヤホン(完全ワイヤレスイヤホン)の方が強いということです。そして落下を防ぐためのイヤーピースに交換することで、コード無しのデメリットを克服できます。

アズラ(AZLA)のイヤーピースに交換してから数日が経過しましたが、イヤーピースがほとんどずれなくなりました。気になる人は是非試してみてください。

ではまた!

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