前々から興味はあったけど、手にしたことはなかった楽器をついに買いました。
それは、「フラットマンドリン」(AM-20E)です。
今回は、購入したフラットマンドリンについて書いてみようと思います。
フラットマンドリンとは
まずは、フラットマンドリンについてよく知らない人にもわかるように、ざっくりと説明してみます。
マンドリンとバイオリンの違い
「マンドリン」というのは、ギターと同じように弦を弾いて鳴らす撥弦楽器で、バイオリンと同じように4つの音階からなる弦が張られた楽器です。
ただし、マンドリンの場合は計8本の弦が並んでおり、全く同じ音の弦が隣り合わせに2本並んでいます。
具体的には、
バイオリンは、低い方から、G-D-A-E
マンドリンは、低い方から、G-G-D-D-A-A-E-E
となっています。
このように、バイオリンの4本の弦の並びも、マンドリンの4つの弦のセットも、低い音から5度間隔です。
マンドリンは5度間隔
この「5度間隔」というのがギター経験者には少々不便な並びなんですね。
どういうことかと言うと、ギターの場合6本の弦がありますが、おおむね低い音から4度間隔で並んでいます。このため、複数の弦をまたいでスケールを弾こうとすると、ギターとは違う配置になってしまい、ギターと同じようには弾けないんですよね。
フラットマンドリンの「フラット」とは?
そんなマンドリンですが、頭に「フラット」が付いて「フラットマンドリン」になるとどうなるのか。
文字通り、見た目の構造がフラットになります。
「フラット」ではない「マンドリン」の場合は、ボディの背面側が丸っこくなってますが(上図)、「フラットマンドリン」の場合はボディの背面側がフラットになってます(下図)。
「マンドリン」と「フラットマンドリン」は似たような音ですが、「フラットマンドリン」の方が「マンドリン」に比べてボディが小さく残響音が短いので、歯切れのよい音になります。
「マンドリン」がクラシックの世界で合奏を中心として演奏されるのに対し、「フラットマンドリン」はその歯切れのよい音から、ブルーグラス、カントリー、アイリッシュをはじめ、ポップスとも相性が良いです。
今回買ったフラットマンドリン
で、今回私が買った商品は下のリンクです。
私が実際に買ったのは楽天のショップですが、そのショップでは取扱いが終わってました。
いくつかのショップから出てるので、買うなら一番良さそうな店を選ぶのがいいですね。また、おまけの商品もショップ等によってまちまちなので、こちらも念のためチェックした方が良いでしょう。
製造メーカー「Aria(アリア)」
このフラットマンドリンを製造しているAria(アリア)は、弦楽器を中心に楽器を製作している国産メーカーです。
公式ページ AM-20E | ITEMS(製品情報) | Aria Guitars
ギターの製作も行っており、エントリーモデルに力を入れているイメージがあります。
「AM-20E」を買った理由
「AM-20」は、新品で買えるフラットマンドリンとしては昔から低価格帯モデルで有名です。
これまでのギターを何本も買ってきた経験からすると、ある程度の値段のものを買った方が長持ちするということはわかってるんですが、入門としてはこのモデルで十分かなと思いました。
もしマンドリンを極めようと思えば、その時になってから上位モデルを買ってもいいわけです。
ちなみに、「AM-20」はピックアップありモデルとなしモデルの2種類があるんですが、まぁ大は小を兼ねるというか、有りは無しを兼ねるというか、録音するときに周囲の騒音を気にしなくて済みそうとい理由で、ピックアップありモデルにしました。
まとめ
フラットマンドリンらしい楽曲は、ブルーグラス、カントリー、アイリッシュってことになりますが、今のところは弾いてみた動画などでボーカルの代わりに主旋律をなぞったり、ギターとは少し違ったバッキングに使ってみる予定です。
というわけで演奏動画を作成したことを記事にしました。ぜひ見てみてください!
ではまた!