※2021年10月12日に、Amazon「ワードローブ(wardrobe)」は、「Prime Try Before You Buy」に変更になりました。
私はプライム会員としてAmazonの多くのサービスを日々利用していますが、このワードローブは前々から気になっていたものの、まだ利用したことありませんでした。特に必要に迫られてなくて、まぁいいかなーと先送りにしてました。
それがつい先日「通勤用の靴(ビジネスシューズ)を買いたい!」と思ったことで、ようやく利用することになりました。
今回は、実際に使ってみて色々と気付いた点があるのでそれらを紹介しようと思います。
ワードローブ初歩の初歩
まず前提として、ワードローブについて最低限の情報をまとめてみます。
プライム会員限定のサービス
ワードローブ(wardrobe)は、2018年の秋頃に始まったAmazonのサービスで、プライム会員のみ利用できます。
上の画像にもあるように、ワードローブの頭に「プライム」が付いています。なので、プライム会員でない人がワードローブを使いたい場合は、まずプライム会員になる必要があります。
プライム会員の特典は、ワードローブを含めて全部で17種類ほどあります(2019年4月現在)。年会費は、2019/05/17から値上がりして4,900円です。
今からプライム会員になろうと考えている人は、まずは30日間の無料体験に申し込むのがお得です。最終的にプライム会員になるとしても30日分だけお得になります。
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ワードローブで買えるものは?
ワードローブを通じて買える商品は、Amazonの説明によると「レディース服、メンズ服、キッズ服、シューズ、バッグ、腕時計、ジュエリー」など。ワードローブという単語が、衣装ダンスや衣裳部屋を意味するので、おおむねその範疇の商品ってことですね。
膨大にあるAmazonの商品のうち、ワードローブを通じて購入できる商品は決まっています。
ワードローブの対象商品の探し方は2通りあって、まずは、以下のワードローブのトップページから探す方法です。これだと間違いなく対象商品を探すことができます。
Amazon Amazon.co.jp Prime Try Before You Buy
もう1つのやり方は、普通にAmazonの商品を検索して一覧表示させた場合に、wardrobe対象商品の場合「Prime Wardrobeを無料でお試しください」の表示を確認する方法です。(下図)
買い方については、実際に買ってみた手順を見ながら説明していきます。
実際に買ってみた
では実際にワードローブを使ってみたときの流れを説明してみます。
冒頭で言及したように、今回ビジネスシューズを購入するためにワードローブを利用しました。
ワードローブの注文の仕方
まず、ワードローブの対象商品の中から、めぼしい商品が見つかったら商品の詳細画面を開きます。
靴のサイズを指定すると、下の図のように「試す 7日間無料 prime wardrobe」と「購入」の2つの選択肢が出ます。
いつものように買い物したければ「購入」を選択します。ここではワードローブを利用するので、「試す」を選択して「Prime Wardrobe カートに追加」を押します。
商品をワードローブのカートに追加すると、次のような画面が表示されます。
カート内には6つのマス目があって、今追加した商品が1つ目に表示されています。通常のカートは0のままなので、この画面はワードローブ専用のカートであることがわかります。
ワードローブは、「最低2点最大6点の商品をカートに入れる」必要があります。
上の画像ではまだ商品を1つ追加しただけなので、最低でもあと1つ追加しないといけません。
ここで、ワードローブを利用するときの便利な使い方を紹介しましょう。
それは、「靴や服を注文するときは、同じ商品のサイズ違いを注文する」です。
違う種類の商品をワードローブのカートに入れてもいいですが、靴や服はデザインや色が好みでもサイズが合わなければアウトです。実際の店舗では、サイズ違いを簡単に試すことができるので、それをワードローブでもやってしまおうというわけです。
私は、同じ商品(靴)について自分に合いそうなサイズをあと2つ追加してみました。さすがにこの3つのサイズ(24.5cm、25.0cm、25.5cm)であれば、どれか1つはピッタリになりそうです。
ちなみに、ワードローブのカートにある商品を削除したい場合は、その商品を選択して表示される「削除」を押すと、カートから消すことができます。
商品を2~6点追加して、これでよければ「カート内の商品を表示または発送」を押して次へ進みます。
商品の確認画面が表示されました。これでよければ「発送に進む」を押します。
最終確認画面が表示されました。
この画面にあるように請求金額は「0円」になっています。請求金額は、実際に商品が配送されたあとで購入の意思を示したときに初めて請求されるためです。なのでこの時点では0円なのです。
ちなみに、発送は無料ですが日時指定などは使えないようです。ここが普通のプライム対象商品とは違うところですね。
最終確認画面の内容でよければ、「Prime Wardrobe 注文を発送する」を押します。これでワードローブのカートに入っていた商品が後日届きます。
商品を開封してみる
というわけで、商品の入った段ボールがAmazonから届きました。
商品が届くと、Amazonの注文履歴画面はこんな感じの表示になります。
注文の合計金額は15,809円ですが、まだ購入を決定していないので請求の合計は0円になっています。
また、ワードローブのルールに従って届いた日から7日以内に購入と返送を決めないといけないので、試着期限が表示されています。
ワードローブのルールは、ざっくり言うと以下のような感じです。
- すべての配送が完了した翌日から7日以内に
- Webの注文履歴から購入する商品と返品する商品を決定し
- 返品する商品と同梱のレシートのような用紙を配送時と同じダンボールに入れ
- ダンボールの上面に同梱の宅急便の伝票を貼って返送する
つまりタイムリミットは7日間なので、商品が届いたらすぐにダンボールを開けて検討を始めた方がいいです。
届いた箱をよく見てみると、普通の箱ではなく「prime wardrobe」とあり、特別感?があります。
ダンボールの上面にある「OPEN」と書かれた矢印に沿って箱を開けます。
すると、破ったラインの下にまた「OPEN」と書かれた矢印があります。
実はこれ、返品時にAmazon側が開けるためのラインなんですよね。返送時にこのダンボールをもう一度使うまで、触れずに置いておきましょう。
箱の中には、商品とともにこんな冊子が入っていました。
開けてみると、何か書類が挟まっています。(左図)
その他、この冊子には色々と注意書きが書かれています。(右図)
見開きの冊子に何の書類が挟まっていたのかというと、「ダンボールを返送するための宅急便の伝票」と「返送先が書かれたレシートのような用紙」です。
宅急便の伝票は、返品するときにダンボールの上面に貼り付けるためのものです。宛先が既に印字されているので貼るだけです。
レシートのような用紙は、返品するときにダンボールの中に入れます。これうっかり忘れそうになるので注意が必要です。
商品を出してみました。今回は靴を3つ注文したので箱が3つ入っていました。
そのうちの1つを開けて出してみました。まだこれを買うと決まったわけではなく、返品する可能性があるので、最初の梱包状態はよく覚えておきましょう!
届いた3つの商品を順番に確認していきます。まずデザイン、色味、質感などをチェックし、次にサイズ感を確かめます。
デザインに関しては、ネット上の画像でだいたいわかってたので、届いた商品を確認する程度で済みます。
一方、サイズは実際に試着してみないとわかりません。今回、サイズの異なる同じ商品(サイズが24.5cm、25.0cm、25.5cm)を注文したおかげで、確実に1回の配送でピッタリの靴(24.5cm)を選ぶことができました。
商品を返送する(Web手続き)
さて、購入する商品が決まったので、残りの2つの商品は返品しないといけません。
まずは注文履歴から、「購入・返送手続き」をクリックします。
続いて、今回の全商品の一覧が出ます。このとき商品ごとに「購入」と「返送」のボタンが表示されるので、商品ごとにどちらかのボタンを選択状態にします。
購入と返送の設定ができたら、「購入を確定する」ボタンを押します。
購入金額としては1商品だけの5,354円になってるのがわかります。ここでようやく購入金額が確定するわけですね。
また、配送料はプライムの通常配送と同様に無料(0円)です。
手続きが終わると完了画面が表示されます。完了画面には、「商品を返送する期限」と「商品の個数」が記載されてます。
これでWebの購入・返送の手続きは完了です。
次は、上記の返送期限までに実際に商品を返送します。
商品を返送する(梱包と返送)
では、実際に商品を返送する手続きを進めます。
まず、返品する商品を元の状態にきれいに戻します。
ワードローブの「よくある質問」によれば以下のように注意点が書かれているので、試着や再梱包のときには丁寧に扱う必要がありますね。
試着では発生し得ない消耗やダメージ(しわ、ソールの汚れ、ソールの傷など)があるものや、香水やたばこの匂い、ファンデーションなどの化粧汚れが付着したものなど、使用済み商品の返送は承りません。
商品の箱を、ワードローブのダンボール(受け取った時のダンボール)に詰めました。
このときダンボールには、商品だけでなく、「返送先と記載された用紙」(レシートのような用紙)を入れる必要があります。これ、ぼーっとしてるとうっかり入れ忘れそうになるので気を付けましょう。
このダンボール、返送時にも利用することができるように、上面の裏側に両面テープが貼り付けられています。なので、別途ガムテープを用意することなく、保護テープをぴーっと剥がして貼り付ければOKです。
ただ、中央のラインだけがシールで留まるので、ダンボールの大きさによっては、以下のように上面を持ち上げると隙間が出来ちゃうんですよね。。。
まぁしかしAmazon様が準備したのだから、このシールで過不足なしと判断されたと考えるべきでしょうね。というわけで私はこのまま配送に出しましたw
あとは、配送業者に頼んでダンボールを配送してもらえば完了です。
私の場合は、用意された伝票がヤマト運輸の宅急便だったので、セブンイレブンに持ち込んで配送してもらいました。もちろん集荷依頼を出して、直接家まで取りに来てもらってもよいです。
届いたことを確認
Web返品手続きと実際の商品の返送の両方が終わってしばらくすると、以下のように、Amazonから返品商品が届いたことの連絡が来ます。
返送商品を受領しました。
(あき山)様
プライム・ワードローブをご利用いただきありがとうございます。返送商品を受領しました。_________________________________________________
注文内容
注文番号:・・・次のプライム・ワードローブを注文する
https://www.amazon.co.jp/l/5429200051?ref_=tbyb_em_ols返送済みの商品
_______1. [テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 TU-7768 ブラック…
https://www.amazon.co.jp/dp/B00TM15LAC/ref=tbyb_em_asin
販売元: Amazon Japan G.K.2. [テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 TU-7768 ブラック…
https://www.amazon.co.jp/dp/B00TM15LI4/ref=tbyb_em_asin
販売元: Amazon Japan G.K.
無事に返品商品も届いたようだし、これにてワードローブは完了です!
まとめ
というわけで、Amazonのワードローブ(wardrobe)を実際に使ってみて色々と気付いた点などを紹介しました。
手順をまとめると、以下のような感じです。
興味ある人は利用してみて下さい。
公式 Prime Wardrobe (プライム・ワードローブ) | Amazon Fashion
ところで、Amazonは以前、Javari(ジャバリ)という靴やバッグを中心とした姉妹サイトを2008年から運営していましたが、2014年6月にAmazonに併合した経緯があります。この事実からも、Amazonは試着を必要とする商品については試行錯誤の最中なのかもしれません。
そんな中、日本でも2018年の秋から、新たにワードローブというサービスが開始したわけです。配送点数が2~6点というのもAmazonの工夫なんでしょうね。
ではまた!