先日、ワコム(Wacom)の液晶ペンタブレット(液タブ)「Cintiq Pro 13」を買ったことについて記事を書きました。
実はこの過程で、液タブをあれこれといじり回しているうちに、いきなり液タブの表示が真っ暗になってしまいましたんですよね。
ワコムの液タブは上部にあるメニューに手が触れてしまった場合など、たびたび画面が暗転するので、このときも「またか」ぐらいに考えていたんですが、さて表示を直そうと思ってあれこれいじっても、なぜか元に戻らない。ペンやタッチ自体はメインディスプレイの方で動くので、液タブは反応しているようですが、パソコン本体からデバイスを認識していないようです。
原因に心当たりはなく、接続ケーブルなども一切触ってません。途方にくれました。。。
今回は、私の環境(Cintiq Pro 13, Windows 10)で、どうやって液タブの表示が元に戻ったのかを紹介しようと思います。
実際に行った手順
第1段階(基本的な確認)
液タブの表示が真っ暗になると言っても、原因や環境はまちまちだと思うので、まずはワコムが提供している公式の手順を確認しておきましょう。
ワコム公式 「no input signal」が表示され、画面が正常に表示されない
ケーブルの状態などの基本的な接続を確認する感じです。
私の場合、元々液タブが正常に動いていて、全くハードウェアをいじっていないのに、ある時点から急に液タブが真っ暗になったので、基本的な接続に問題なし。当然元に戻ることもないので次の手順へ進みました。
第2段階(ドライバの再インストール)
次に、ワコム公式サイトの手順に従って、ドライバを再インストールしてみました。
ワコム公式 必要なドライバソフトウェアのインストール
この手順は3つに分かれています。
- ワコムドライバソフトウェアのインストール
- DisplayLinkドライバソフトウェアのインストール
- ドライバが最新になっているか確認
私はこの手順通りにドライバを再設定しましたが、やはり変化無し。相変わらず液タブは真っ暗なままです。なので、途方に暮れてしまいました。
第3段階(Wacom Link Plusの再起動)
上記2つの作業でも全く変化が見られず、パソコンを何度も再起動しても全く変化がないので途方にくれてました。
そのときにふと思い立ったのですが、これの電源を切ってみたんですよね。
「Wacom Link Plus」です。Cintiq Pro 13と16に付属しています。液タブ本体のUSB Type-Cに、電源、映像、制御のケーブルを集約する機器ですね。
これの電源ケーブルをコンセントから引っこ抜いて、もう一度刺し直しました。つまり、この機器を再起動したわけです。
そしたら、なんと!液タブに映るようになりました!
一体、あの悪戦苦闘は何だったんだろう?というぐらい拍子抜けです。
電源ケーブルを抜いたことで、この機器に帯電してる電気が放電されたことが良かったのかもしれません。あるいは、内部にマイコンか何かが入ってきて、再起動することで状態がリセットされたのかもしれませんね。
まとめ
というわけで、液タブが認識されなくなって、ペンは反応するものの画面が真っ暗になって何も映らなくなったことを、無事解決できたというお話でした。
液タブが真っ暗になり何も表示できず困っている人はぜひ試してみて下さい。
液タブの画面端にタッチ操作の設定エリアがありますが、ここの誤タッチを解消するために導入した方法についての記事もあります。こちらもぜひ!
ではまた!