2024年のダイエットを振り返る(-13kg達成)

細マッチョ計画

2024年の年初から始めたダイエットについて、ここでまとめてみようと思う。

結論から言うと、年初(2024/01/03)時点で75.7kgだった体重が、年末(2024/12/27)には62.2kgにまで減った。この結果をもたらしたのは、ただひとつ、「無駄なものを食べない思想」。これだけだ。

グラフは年初から1年間の体重の推移だ。見事に一定のリズムで下がっている。

「無駄なものを食べない」を徹底しようとすると、文字通り目に見える余分なものを排除するだけでなく、日常の中で本当に必要なものを見極めようとするようになる。この結果、自然と意識が変わり、良い習慣が少しずつ広がっていった。

「無駄なものを食べない思想」から、この1年を通じて形成された食に対する行動を挙げる。

  • 洋菓子、スナック菓子、パン類は食べない
    自分が食べないだけでなく、親、親戚、会社で配られる食べ物は基本的に全て断る。
  • おやつは土日祝の15時前後に限定
    食べれるおやつは、チョコ2片や、ウェハースのような控えめなもの。
  • 朝食を食べる
    メニューは、白飯一膳、ふりかけ、アマノフーズの味噌汁、納豆かゆで卵。これを毎日。
  • 平日の昼はコンビニで3~4品
    よく選択するメニューは、「スープ系、チキンスティック、高菜のおにぎり、オイコスのプレーンヨーグルト」や「野菜付きの小さいパスタ、鶏ささみ、オイコスのプレーンヨーグルト」など。炭水化物の二重取り(例: ご飯と麺の組み合わせ)は避ける。
  • 土日祝の昼は冷凍食品か小さなカップ麺
    健康には良くないかもだが、コスパ・タイパを重視。
  • 晩飯は妻の料理
    白米の量は特に減らしていない。
  • 食事が足りないときは無糖のダノンビオや6Pチーズ
    間違っても白飯おかわりやおやつを食べない。
  • 飲み物は、水、コーヒー、紅茶、緑茶に限る
    ジュースやアルコールは一切飲まない(この1年では飲み会1回で飲んだだけ)。コーヒーは特に有用で、食後に飲むと食事が終了したと脳が思い込む。
  • 軽い運動
    気が向いたときに限り、駅で階段を使ったり駅間を歩く。ルールは特にない。なおリングフィットは続かなかった。

もともと、ストレス発散として晩にビールを飲みながらスナック菓子を開けたり、イライラして自傷的におやつを食べることが多かった。この結果、ここ10年ぐらいずっと健康診断の結果が良くなく、このような食生活を続けているといずれは肝硬変か糖尿病になりそうな危機感はあった。また、ストレスと欲望にまかせて自堕落な食生活を続けていたせいで、自制心が弱くなっている実感があり、このままでは自分がやりたいことですらまともにできないという焦りもあった。

そこで2024年の年初に、中途半端に無駄なものを抑制するのではなく、一切の無駄なものを排除したらいいのでは?と思い立って今回のダイエットがスタートした。その結果、上で書いたようなマイルールが誕生した。

ただ、ここで伝えたいのは、ダイエットはテクニックではないということだ。これまで何度か取り組んで失敗した経験と、この1年間の順調なダイエットを比較して、ダイエットに大事なのはテクニックではないと確信した。ダイエット食品を試したり、「お酒は1週間に1回だけ」とルールを決めても、それは我慢しているに過ぎない。一番大切なのは、ダイエットに対する思想だ。

この1年、自分がどのような思想で過ごしたか、以下に列挙する。ただし、これらの思想は、私の性格に合わせた極端な思想で万人に適合するものではないということを最初に断っておく。

具体的にはこうだ。

  • 安っぽいスナック菓子を食べる人間は安っぽい
    スナック菓子はしょうもない、価値が低い食べ物だと思うこと。それを食べる人間も安っぽいと思うこと。
  • 高カロリーな食品を作る会社は社会悪
    スナック菓子を作っている会社は人間の健康を害している。それを陳列するスーパーやコンビニもまた人間の健康を害している。高カロリーな食品の流通に疑問を持て。
  • お菓子売り場は自分が近づいてよい場所ではない
    そもそもお菓子を視覚に入れるな。視覚情報は強力で見たら欲しくなる。
  • 思い通りに食べることを諦める
    これは2024年の春に書いた記事(極悪の健康診断の結果がわずか4ヶ月で改善した話)で詳しく書いている。簡単に言うと、自分はもう思い通りに食べることはできない人間であり、食事の自由はないと考える。
  • 食べてる暇はない、すぐにパソコンに向かえ
    あと少し食べたい!と思ったらパソコンの前に移動しろ。パソコンいじってれば食欲を忘れる。

見てもらえればわかるように、自分の思想はかなり極端だと思う。こういう思想で過ごすとダイエットできるよとリアルで他の人に話したことあるが、誰1人「すごい!私もそう考える!」とはならなかった。おそらく変な人と思われただけだろう。なので他の人に勧められる思想ではないことは承知してる。

しかしダイエットを続けるのに必要なのは、目に見えるテクニックではなく、心の底から信じられる思想であることは間違いない。そして思想は他人からインストールできるものではない、自分の中で育てるしかないものだ。

最後に、1年間のダイエットで良かったことが2つある。1つはもちろん健康診断の結果が驚くほど改善したことだ。そしてもう1つが自分にとっては大きかったことで、自制心が高まったことだ。今まで家で過ごす時間は、息抜きと称してだらだら食べ、だらだら過ごしていた。それが自制心を持って食べるようになったことで、他のことも自制心を持って取り組めるようになった。休みの日でも早く起きれるようになり、昼寝をしなくなり、趣味や副業に対してきちんと時間を投じられるようになった。

皆さんも自分に合った思想を見つけて、このカロリーに溢れた世界に惑わされることなく、やりたいことに取り組んでいこうではないか。健闘を祈る。

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