アニメ「ソードアート・オンライン」のシーズン1、ついに全部見終わりました。平日の晩に約3日ほどで全25話見たので、1日あたり8話ほどのペースだったわけで、我ながらものすごい没頭した3日間でした。それぐらい面白かったです。
今回は、「ソードアート・オンライン」のシーズン1について書いてみようと思います。
「ソードアート・オンライン」について
多人数がオンラインで同時にRPGゲームをする、いわゆるMMORPG(Wikipedia)がモチーフとなった話です。ジャンルとしては剣、魔法、モンスターが出てくるのでファンタジーということになりますが、ゲームに参加するためにバーチャルリアリティ(VR)(Wikipedia)のデバイスを生身の体に装着し、話自体はゲームの中で進んでいくという近未来な感じが、従来のファンタジーものと大きく異なるところです。
TVアニメとしては、2012年5月から2013年3月(シーズン1)まで放送されていたので、今から約3年半ほど前の作品ってことになりますね。
これほど素晴らしい出来のアニメですが、ちょうどアニメから遠ざかっていた時期だからか、私は全然知らなかったです。今回、全く前知識無しに1話から見始めたので、それは衝撃が大きかったです。
ちなみに、個人的にはMMORPGは未経験とはいえ、どういったものかは知っていたし、NPCとは?GMとは?みたいな簡単な用語も元々知っていました。ある程度の知識があったので、入りやすかったのかもしれませんね。
みどころ
世界観と緊張感
みどころの1つは、1~14話までの前半部分の世界観と緊張感でしょうか。
オンラインで死ぬと生身の体も死んでしまう設定は、ストーリーに緊迫感を与えて見応えがあります。もうこれだけでも見る価値のある設定ですね。
また、MMORPGをベースにしているので、MMORPGの面白さを拝借できてる所があります。それがストーリーの展開にも大きな役目を果たしてます。とはいえ、MMORPGをあそこまで巧みに調理した原作者の手腕は相当なものですね。
ヒロインのアスナ
とにかく、ヒロインのアスナがめちゃくちゃ可愛いです。
冒険や街の生活を通じて徐々にキリトと仲良くなって恋人同士になっていくんだけど、その過程が丁寧に作られていて、いつの間にかアスナの魅力に取り付かれるんですよね。
アスナの声は、戸松遥(Wikipedia)。
戸松遥さんは、ハマり役でしたね。戸松さんは、1段階声をブーストさせると気の強い系の女子や少年(妖怪ウォッチのケータとか)になれるし、ブーストしていないと普通に大人しいヒロインもいける。アスナは両方の要素があるので、適役だったんでしょうね。こういう2面性を使い分けられると仕事が増えるよね。(実際多いですね)
個人的には、11話あたりの平和なダラッとした癒やしの展開が好きかな。ヒロインとああいうのんびりした時間を過ごすっていう描写は、他のアニメではあんまり見たこと無いですね。キャラを重要視しているアニメだからこそ、なのでしょう。
あと、前半は他にもリズベット、シリカ、サチといった魅力的な女性キャラが登場します。シリカは結構好きだったので、もうちょっと出番があれば良かったのになぁ。
後半はキリトの妹の直葉(リーファ)も登場。オンラインとオフラインの両方で妹と掛け合うのは、なかなか無いシチュエーションだと思うので、これぞアニメって感じでいいですね。
あと、前半から後半にかけてもユイという娘的存在のキャラも登場します。
とにかくキャラクターが魅力的。やっぱアニメはこうでなくちゃね。
まとめ
いやはや、こんなに没頭して一気に見たアニメというのは、最近だとリゼロ以来ってことになるかな。
昔もこういうファンタジー世界を舞台にした漫画はあったけど、だいたい漫画家がやると、絵ばっか凝って話がスカスカもしくは長期に渡って面白い話が出てこなかったんですよね。
それに比べて、今はラノベ作家が骨太に話を作ってアニメで映像化するという組み合わせが多いですね。ラノベ作家は映像の制約なしに話を作りやすいし、そもそも話を作るのが本業だからいい話ができやすいんでしょうね。それをアニメのプロが映像化するという、この分担が良いのも。
私が若い頃にはここまで完成度の高い漫画もアニメもなかったです。今は物凄くクオリティの高いアニメが一年に何本かは必ず生まれる。ほんとに、よい時代になったものです。
ではまた!