音楽を購入する際に最もよく使われるのは、「Amazon Music」と「Apple Music」だと思います。
これら2つのサービスに登録されている楽曲を記事内で紹介するとき、どういう方法で紹介するのが一番良いでしょうか。また、単に紹介するのではなく、アフィリエイトIDを付けてどうやって紹介すればいいでしょうか。
今回は、「Amazon Music」と「Apple Music」で、それぞれアフィリエイトIDを付けて楽曲を紹介する方法についてまとめてみます。
Amazon Musicの場合
文字ベースのリンクで紹介する
文字ベースのリンクで紹介する場合、Amazonが公式で用意しているアソシエイトツールバーを使うのが最も手軽です。
Amazon アソシエイト・セントラル – アソシエイトツールバーの設定
1.こんな感じでツールバー表示を「オン」に設定します。

2.すると、Amazonのページ内を閲覧している間は、ブラウザの表示領域の最上部にツールバーが表示されます。

3.目的の楽曲を表示させて、リンク作成の「テキスト」をクリックするとテキストリンクが表示されます。

4.コピーしたテキストリンクを使ってリンクを作れば完成です。(下のリンク)
このリンクには、自分のAmazonアソシエイトのトラッキングIDが含まれているので、クリックした人が商品を購入すると、紹介料を得ることができます。
アソシエイトツールバーで画像を表示する
また、アソシエイトツールバーには他に「画像」と「テキストと画像」があるので、これを利用してもよいでしょう。貼り付けるとこんな感じです。
ただこれらはデザイン的にイマイチなので、もし画像を入れたいなら、次の「画像付きリンク」がよいと思います。
画像付き商品リンクで紹介する
画像付き商品リンクは、代表的なところで以下の3つの方法(Rinker、カエレバ風、テーマ付属機能)があります。
Rinker
「Rinker」は、商品リンクを簡単に作れるWordPressプラグインです。
公式サイト 商品リンク管理プラグインRinker(リンカー)の公式サイト
こんな感じのリンクを作れます。

よくブログで見るボタンが3つ付いているリンクです。
ただ、「created by Rinker」という文字列が商品タイトルの下に必ず付くので、それが嫌だという人は他の方法の方がいいでしょう。
カエレバ風
「カエレバ風」は、Amazonアソシエイトツールバーを利用しつつ、何種類かのデザインを選択して商品リンクを作るWebサービスです。
公式サイト カエレバ風
実際に商品リンクを作るとこんな感じです。
シンプルデザインを選択した場合は「カエレバ」という文字は表示されないのですが、それ以外のデザインを選択すると上記のように「posted with カエレバ」という文字が表示されます。
テーマ付属機能
このブログで使っているWordPressテーマ「Cocoon」には、簡単にAmazonの商品リンクを作る機能が備わっています。
公式サイト Cocoon | WordPress無料テーマ
Cocoonの商品リンクで必要なショートコードはこれだけです。
[amazon asin="B082CQXNV4" kw="夜に駆ける/YOASOBI"]
これで商品リンクを作るとこんな感じです。(以下)
個人的にはこの方法が一番速く商品リンクを作れるということと、デフォルトで表示されるボタン(Amazon,楽天,Yahoo,DMMなど)を簡単に設定できるので気に入ってます。
もちろん、この場合もリンクには自分のAmazonアソシエイトのトラッキングIDが含まれているので、クリックした人が商品を購入すると、紹介料を得ることができます。
プレイヤーリンクで紹介する
Amazon Musicのウェブプレイヤーまたはアプリから楽曲を共有すると、プレイヤー付きのリンクを取得できます。
1.Amazon Musicのウェブプレイヤーまたはアプリで楽曲を開きます。
2.シェアボタンをクリックします。

3.「コードをコピー」ボタンをクリックします。

4.コピーしたコードを記事内に貼り付ければ完成です。(下のリンク)
↓ちなみに、これはウェブプレイヤーからリンクをコピーして貼り付けたものです。
↓これはアプリからリンクをコピーして貼り付けたもの。コード内のheightの値が上のものよりも小さいです。こちらの方がサイズ感としては良いですね。
いずれの場合も音量調節するためのボリュームコントローラが付いてないので、爆音で再生した場合にあたふたしてしまうことになります。改善を期待したいところです。
ここで注意点です。
この方法で作成した場合にはAmazonアソシエイトのトラッキングIDが入りません。つまりこのプレイヤーリンクを介してAmazonで買い物をしても、紹介料を受けることができないということです。
これについて、コードを変更してもよいかAmazonに直接確認してみました。(以下)
私:
Amazon Musicのシェアボタンから生成する埋め込みコードについて伺います。Amazon Musicではシェアボタンから埋め込みコードを表示させ、そのコードを
ブログ等に貼り付けることで、ブログ内で視聴のためのプレイヤーを表示させる
ことができますが、
この埋め込みコードに、アソシエイトIDを埋め込むことは可能でしょうか?
あるいはアソシエイトIDを埋め込むのは規約違反になるでしょうか?
これに対して、Amazonの回答。(以下)
Amazon:
大変恐れ入りますが、アソシエイト・プログラムでは審査基準や取り締まり基準の開示は行っておりません。このため、ご質問や事例の提示を頂いても、取り締まりの対象となってしまうか等、問題の有無を回答することはできかねます。
運営規約を必ずお読みいただき、お客様ご自身の判断と責任のもと、適切なサイトの運用をいただき、売上の伸長を目指していただくようお願いします。
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約
https://affiliate.amazon.co.jp/help/operating/agreement/
というわけで、ハッキリした回答はなかったです。また運営規約を見ても、リンクの改変については記載がないようです。
なので、自己責任のもと、上記のプレイヤーリンクに「&tag=akiyamas-22」を入れたものを作成してみました。コードはこんな感じです。
<iframe id='AmazonMusicEmbedB082CM442Z' src='https://music.amazon.co.jp/embed/B082CM442Z/?id=oXjYBZ1UwP&marketplaceId=A1VC38T7YXB528&musicTerritory=JP&tag=akiyamas-22' width='100%' height='290px' style='border:1px solid rgba(0, 0, 0, 0.12);max-width:500px'></iframe>
というわけで、一応トラッキングIDは入りましたが、これで正しく紹介料が貰えるようになるのかは不明です。また運営規約に違反していると判断される可能性もありますので、実装する場合は自己責任でお願いします。
Apple Musicの場合
Appleの場合は、「Apple Services Marketing Tools」という公式サービスから作成します。
リンク Apple Services Marketing Tools

1.上記ページで「Apple Music」を選択します。
2.楽曲を検索して表示します。(下図)

3.「Add your affiliate token:」に、自分のパートナートークンを入力します。

パートナートークンとは、AppleのアフィリエイトIDのことです。AmazonでいうアソシエイトIDやトラッキングIDみたいなものです。
ここでパートナートークンを入力することで、以下のように「文字ベースのリンク」や「プレイヤーリンク」を作成した場合に、リンク内に自分のパートナートークンが含まれることになります。クリックした人が商品を購入すると、紹介料を得ることができます。
Appleのパートナープログラムに登録する際の注意点や、パートナートークンの確認方法について、記事を書いています。そちらも参考にしてみて下さい。
これで準備は完了です。
文字ベースのリンクで紹介する
1.「Content Link」の項目の「Copy Link」をクリックします。

2.コピーしたテキストリンクを使ってリンクを作れば完成です。(下のリンク)
プレイヤーのリンクで紹介する
1.「Preview Player」の項目の「Copy Embed」をクリックします。

2.コピーしたhtmlを記事内に貼り付ければ完成です。(下のリンク)
自分のブログに合わせてプレイヤーのサイズを変更することもできます。
ただこの場合も、Amazonのプレイヤーリンクと同様に音量調節するためのボリュームコントローラが付いてないので、爆音で再生した場合にあたふたしてしまうことになります。改善を期待したいところです。
プレイヤーリンクの場合、記事を見た人がすぐに視聴できるのがメリットです。普段Apple Musicで音楽を買っている人にとっては、視聴から購入までの流れがスムーズになるので、ブログ側としても収益を上げる可能性が高まります。
まとめ
というわけで、「Amazon Music」と「Apple Music」で、それぞれアフィリエイトIDを付けて楽曲を紹介する方法について紹介しました。
私の出した結論は以下のようになります。
プレイヤーリンクで是非とも視聴して欲しい場合、ブログに来るユーザー層がAmazon MusicとApple Musicのどちらをメインに利用しているかがわからない状況では、Apple Musicのプレイヤーリンクを使うほうが良さそうです。
その他、視聴はどちらでもいいけど楽曲を単に紹介したい場合は、画像付き商品リンクを貼り、アルバムジャケット無しで紹介したい場合は、テキストリンクを貼る感じですね。
ではまた!