2023年夏アニメの所感(無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~)

アニメ振り返り

では恒例の前期のアニメについての所感を話していこうと思います。

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無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~

無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
34歳・無職・引きこもりの男は、ある日家族から家を追い出された際に交通事故に遭い死亡…と思った瞬間、剣と魔法の異世界でルーデウスとして転生。前世での経験と後悔を糧に、今度こそ本気で生きていこうと誓う。さまざまな人々との出会いや、魔術の鍛錬などで成長していくルーデウスは、故郷フィットア領で発生した転移事件などを機に壮大で過酷な冒険へ。苦難の末に故郷へと戻ったルーデウスは、最愛のエリスと結ばれた翌朝、彼女が突如姿を消したことに打ちひしがれる。前世のようにひきこもり、全てを諦めようとしていたが、転移事件により家族で唯一行方不明のままである母ゼニスを探すという決意を秘め、彼は再び歩み出すのだが―。

今期一番良かったのは「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~」です。

まぁこれは絶対外せないですね。何と言っても全アニメ・全漫画・全ラノベを含めて最も好きな物語なので、当然1番ってことになります。

私は原作の大ファンで、原作を数周回しているほか、なろうで公開されている物語終了後の蛇足編その他も全て目を通しています。この作品は、私のようなコアなファンが多いという印象です。

さて、そんな無職転生の2期1クールとなるこのアニメですが、率直に言ってかなり凡庸な仕上がりだったなと思います。かなり残念です。

とにかく、絵がショボく構図が単純。これは作画の問題と、絵コンテや演出の問題でしょうね。そもそも1期のクオリティが高すぎて、どうしてもあれと比較してしまう。

絵に関しては、キャラクターの顔が変。目と目の間隔狭すぎ。絵を描いている人ならあの目の間隔が狭いのは、明らかにおかしいとわかるでしょ。それをそのまま作監あたりで修正されないというのは、そもそも作画陣の力量が低いか、内部的にかなり怪しいスケジュールだったとしか思えません。あるいは、2期のキャラクターデザインがちょっと変というかクオリティに問題あったのかもしれません。1期から2期へとキャラデザは総入れ替えだったようで、その影響が大きかったかもしれません。クリフやエリナリーゼの作画に関してはほぼ完璧だったのになぁ。

構図が単純というのも気になりました。確かに学園編では立ち話のシーンが多く単純になりがちですが、それにしても水平視点が多く単調さが否めない。これって作画陣の問題ではなく、もっと上位の絵コンテとか演出の問題だったのかもしれません。

1期の完璧なアニメのあと、スタジオの若手育成とかの意味もあったのかもしれませんが、これから出てくるロキシーやエリスの話、もっと言うとオルステッドの活躍などは出来るだけ高い品質で臨んで欲しいなと思います。

放送終了直後のTwitterの感想を見ていると、私のような感想をツイートしている人はほとんどおらず、みんな目の検査したほうがいいぞと思ったものですが、さっきAmazonの2期1クールのレビューを見てるとかなりの人が私と同意見でボロカスに書いてました。ただ、多くの人が原作のファンで「作品が悪かった」というより「アニメの質が悪かった」と考えているようで、星は4程度付けている人が多いようです。

その中で面白い意見だったのが「音だけラジオ的に聞くとすごくいいアニメに思える」というのがありました。確かに原作組は既に頭の中に話が入っているし、そもそも声優さんは申し分ないので、絵を見さえしなければ最高かもしれません。

声優さんの話が出たので、良かった声優さんについても話したい。

まず2期1クールでの活躍したキャラで最高に良かった声優さんは、アリエル役の上田麗奈さんと、エリナリーゼ役の田中理恵さん(田中さんは1期から)。この2人はマジで完璧だったと思います。全く非の打ち所がなく、100点満点でした。素晴らしい演技だし素晴らしい声質です。原作のイメージと寸分たがわずといった感じでした。

ファイルーズあいさんも良かったです。個性的な声なので(パワーちゃんとか)、リニアの癖のある感じにピッタリでした。茅野さんも、今さら褒めるのも申し訳ないぐらい素晴らしかった。茅野さんの優しい声質にシルフィはピッタリで、さすがという感じ。内山さんは2期どうなるのかと思ってたんですが、青年になったルーデウスでも違和感なかったですね。前世の杉田さんの声が低いので、それとの対比になってちょうどいいのかもしれません。

最後にOPについて。

OPは最後まで慣れなかった。そもそも男性ボーカルが喉を使って張り上げる声はもうこの年になるとあまり聴きたくない。うちの2人の子供も無職転生のファンですが、2人ともお気に召さなかったようで。曲が悪いというより物語との親和性が全然ない。大人の事情もあるんでしょうけど、OPも大原さんが良かったな。それと、今回変則OPが全然無かったですね。1期の時はあれがカッコよくて好きだったんだけど、やっぱり曲を売りたいという大人の事情でしょうか。

ホリミヤ -piece-

ホリミヤ -piece-
君がいて、みんながいて。僕らのピースが揃っていく。シリーズ累計800万部を突破した人気漫画「ホリミヤ」。2021年に待望のTVアニメ化、そして2023年7月、前作では描かれなかった原作の人気エピソードなどをキャスト・スタッフが再集結し、新作アニメの放送が決定!!堀 京子は、美人で成績も良く学校ではクラスの中心的存在。ある日ネクラなクラスメイトの宮村は、ケガをした堀の弟 創太を家に送り届けたことで堀と距離が縮まり…堀をきっかけに同級生達とも交流を深めていく宮村。みんなと繋がることで鮮やかに変わっていく日々。そんな毎日は、青春が詰まった超微炭酸系スクールライフ!

2番目に良かったのは「ホリミヤ -piece-」です。

制作はみんな大好きクローバーワークス。最近だと、SPY×FAMILY、ぼっち・ざ・ろっく!、その着せ替え人形は恋をする、青ブタ、冴えカノ、などがあります。

ま~~~とにかく絵がきれい。キャラクターのデザイン自体がいいし、作画も「上手い人が描いたとわかる絵」が隙間なく続いていく。ほとんどブレがない。さすがと言うしかない、完璧なレベルでした。

話の方は、まぁ陽キャ達の高校生活って感じで、正直苦手なところもありました。そもそも男性がわちゃわちゃ出てくる話は苦手なので。ただ綾崎レミちゃん(ツインテ)は可愛すぎる!!

そういえばOPはとても爽やかで良かったです。青春を詰め込んだようなこのアニメにピッタリだったと思います。OPの映像も美しい!

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-
魔法と奇跡と祝福と──。 海の潮騒と森の囁きに囲まれた“ヌマヅ”で育った少女・ヨハネは小さな町に馴染めず“トカイ”へと飛び立っていく。 「トカイでビッグになる」という夢を胸に──。 しかしその漠然とした夢はまだ「音」に成りきれていない。心は音であり、世界は歌である。 人も獣も、木も海も、みな、音を持つ。 八百万がすべからく持つ音は集まっては散って、やがて音楽を成していく──。 世界の中でどんな音を立てるのか、どんな音楽に成るのか。 心の音を探す旅は、意外なスタートを切る。 帰郷から始まる物語、『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』

3番目に良かったのは「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」です。

私は一応ラブライバーなので、ラブライブ関連の新しいアニメが始まったら見ますよという感じで見始めました。しかしまぁ、う~んって感じです。

確かに絵のクオリティはめちゃくちゃ高い。ブレがほとんどなく、キャラデザも今回のヨハネに合わせてサンシャインから進化してるように思えました。EDのイラストもすごく良い色彩で、作画の面では100点だったと言えます。

ただ話の内容がぬるすぎた。ヨハネちゃんが自分探しするのも、なんだか見ててそんなに楽しい気持ちにならなかった。あと日笠陽子さんの優等生過ぎる声がちょっと自分には合わなかった。

ラブライブって、スパスタもそうなんだけど、すごく面白いところと極端に面白くないところが混在してるような気がしてます。ただこれは作品どうこうというより、自分がラブライブのターゲット層から外れているのが原因なのでしょうね。

まとめ

というわけで、2023年の夏アニメの所感でした。

ではまた!

前期の所感はこちら
前年同期の所感はこちら
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