いやー7月初旬だというのに暑い日が続きますね。
では恒例の前期のアニメについての所感を話していこうと思います。
SPY×FAMILY
今期一番良かったのは「SPY×FAMILY」です。
スパイの父と殺し屋の母が偽装の結婚をし、血の繋がっていない子どもを育てるという、かなりユニークなストーリーです。多様なアニメから生み出されるストーリーが膨大にある中で、その手があったか…という感じです。
さらに迎え入れたアーニャちゃんが、くっそ可愛い。幼女における可愛さは、メイドラゴンのカンナちゃん以来の可愛さですね。アーニャの髪に就いてる円錐物体、あれも可愛いよね。2次元キャラの髪飾りは色んなバリエーションがあるけど、その手があったか(2度目)。
アニメの製作を手がけたのは、このところ人気作を多く制作しているCloverWorks。
そしてCloverWorks、WIT STUDIO、Aniplex、集英社の4社共同出資によるアニメーションの企画・プロデュース・制作会社「JOEN」(じょえん)が設立されたようです。

集英社は、鬼滅の刃、呪術廻戦、かぐや様など、大ヒットするアニメを原作として次々に供給していることもあり、原作を高品質に制作してくれる制作会社を求めてたのではないでしょうか。この辺り、集英社のアニメ業界へのチカラが増しているような気がしてます。
パリピ孔明
2番目に良かったのは「パリピ孔明」です。
3話あたりまで見たときには神アニメだと確信しましたが、4話以降は失速し最終的には凡庸な結末だったような気がします。それでも出だしの神展開もあって、今期の話題作だったことは間違いないでしょう。
失速の原因はあちこちで言われてますが、孔明と英子ちゃんの活躍が少なかったからですね。結局この物語で視聴者は何を見たいのかというと、孔明のキレッキレの策と英子ちゃんの笑顔なんですよね。それが、カベや赤兎馬カンフーなどの男性キャラが中心になる話が長く、見たいものが見れないというストレスがありました。というか個人的にはラップって全く面白くないんですが。
あ、でも後半で登場した七海ちゃんは、ツインテの衣装も可愛いし凄く良かったです。
それにしても本渡楓さんの声はいいね。
くノ一ツバキの胸の内
3番目に良かったのは「くノ一ツバキの胸の内」です。
高木さんでお馴染みの山本先生の原作による漫画です。山本先生は、この後さらに「それでも歩は寄せてくる」のアニメ化が決まっており、まさに売れっ子です。
今作「ツバキ」については特に期待してなかったんですが、見進めていくにつれて、各キャラクターの個性が可愛くて引き込まれました。中でもツバキちゃんの、しっかり者だけど少し抜けてるところが最高に可愛いです。ツバキ役の夏吉ゆうこさんの声も、ピッタリでした。
かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-
4番目に良かったのはかぐや様(3期)です。
かぐや様は原作を全部揃えてて、これまでのアニメ1,2期も見ているので、結構なファンだと思います。そんな原作勢の自分から見ても、アニメは原作をかなり忠実に再現しており、全く申し分のない品質です。ただ、原作を何度も読み返している自分からすると、やっぱり新しさがないんですよね。というわけでこのぐらいの順位です。
ちなみに、アニメ3期の続きは原作の15巻からです。
あと、3期でさすがに終わりだろうと思っていたら、続編の制作が決定したようですね。続編が劇場版なのか4期なのか、まだわかりません。でもたぶんOVA的なものじゃないでしょうか。というのも、文化祭のこの後の展開は、割と長いスパンで話が続くので、劇場版や4期などの尺に入るような長さじゃ無いんですよね。
そうそう、3期のED曲「ハートはお手上げ」、これかなり好きです。
初めてED曲を聴いたときに「YESきみ~の~シルエット~!」ってわずか5秒ぐらいでハートを掴まされました。何ですかその「YES」とか「シルエット」って!90年代ですか!めちゃくちゃナツメロ感あって、若い頃に聴いていたJ-POPを彷彿とさせるのが非常に良いです。
カッコウの許嫁
5番目によかったのは「カッコウの許嫁」です。
ラブコメが好物の自分ですが、何かこうグッと来る感じじゃなかったですね。たぶん、原作を受けてのキャラクターデザインがやや古めなのが乗り切れない理由のひとつかも。ただ、ヒロインの「えりか」がツインテールなので、ついつい見とれているうちに視聴が進んでしまいました。あと、エリカよりも血の繋がっていない妹の「幸(さち)」が可愛いんですよね。(幸の声は小原好美さん)
良かったアニソン
今期一番良かったアニソンは、SPY×FAMILYのED曲「喜劇」(星野源)です。
たぶん世間的にはパリピ孔明のOP曲の「チキチキバンバン」だと思うんですが、個人的には喜劇でした。曲がめちゃくちゃ好みなんです。EDの映像も作品とよく合ってて良かったですね。
それで喜劇を聴いていて気になったのが、曲のクレジット。作詞作曲までは本人がやってるのはいいとして、編曲も本人がやっているということで、俄然星野源という人物に興味が出てきたんですよね。
今まで星野源のことをほとんど知らなかったので、ちょっと気になって調べて見たところ、楽譜は全く読めずギターを使ってメロディーを考え、思いついたメロディーは録音しておくとのこと。DTMは近年独学で学びだし、使用ソフトはLogicらしいです。
星野源については長くなりそうなのでまたの機会に。
まとめ
というわけで、2022年の春アニメの所感でした。
上記のほか、「八十亀ちゃんかんさつにっき 4さつめ」(全話)と、「阿波連さんははかれない」(最初と最後の数話)、「まちカドまぞく2期」(1話だけ)を見ました。
ではまた!