2021年夏アニメの所感(小林さんちのメイドラゴンS)

アニメ振り返り
あき山
あき山

2021年夏アニメ、終わっちゃいましたねー。

今期のリアルタイム完走の本数は、前期の3本から1つ増えて4本でした。

今期の期間中に見たアニメは4本でした。

ちなみに前期の所感はこちら

関連 2021年春アニメの所感(ひげを剃る。そして女子高生を拾う。)

では、今期のアニメのランキングと、期間中に見た作品について、簡単ですが所感を書いてみます。

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今期の良かったアニメランキング

第1位「小林さんちのメイドラゴンS」

一番良かったのは・・・「小林さんちのメイドラゴンS」でした。

小林さんちのメイドラゴンS
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる-。

「小林さんちのメイドラゴン」としては2期目に当たる本作ですが、新しいキャラ「イルル」が登場し、1期の雰囲気そのままにさらにメイドラゴンワールドを楽しませてくれました。また、アニメーション制作は京アニということもあり、非の打ち所のない絵作りでした。

メインキャストの声優さん達が1期のOP「青空のラプソディ」や今期のEDの「めいど・うぃず・どらごんず」をコスプレで歌う動画がYouTubeにアップされてますが、これ見るとキャストの皆さんも楽しそうなので、見ているこちらも楽しくなります。

この動画を見てると特に高田憂希さんが元気そうにしているのを見て、良かったねえ…としんみりしてしまいます。高田さんといえば、「NEW GAME」や「やがて君になる」といったアニメ史に残る名作で主役を演じていながら、ここ最近出番が少なかったようなので、これまた歴史に残る「メイドラゴン」でもメンバーとして活躍できて良かったなと思います。親目線かよ…。

多くの京アニ作品では、放送後にもキャストのメンバーに京アニの仕事が続いたり、京アニ主主催のライブに出たりするので、一度京アニファミリーに入ればその後の仕事が続くことが多いです。そういう意味でも、メイドラゴンのキャストの皆さんは本当に良かったねぇ…。

話は変わってストーリー面について。

まず今作から登場したイルルですが、彼女の扱いがいまいちだったように思います。既にメイドラゴンには1期から多数のキャラが登場していて、彼ら彼女らを動かすだけでまだまだ話は作れるし、どちらかというとそういう話を見たかったのですが、そこに新たにイルルが登場したために全体の話が薄くなったような気がしました。1995年以前に大物漫画家の人気アニメがありましたが(敵を作りたくないので書きませんが)、その漫画あまり好きじゃなかったんですよね。なぜかと言うと、新しいキャラを延々追加してくるから。キャラを追加しないと新しい話作れないのかよ、しょうもねーと思ってました。それを考えたら「かぐや様は告らせたい」の赤坂先生はすごいです。あのメンバーだけでアニメ3期まで育ててしまうんだから。

それともう1つ気になったのは、ショートストーリーを繋ぎ合わせたような構成です。そのつど頭をリセットされるので没入感が低かったような気がします。あと、重い部分の話もちょっと長いかなあ。重いから退屈というより、重い話の見せ方が重いと感じました。

まぁでも3期が来たらもちろん絶対に見ます。

第2位「カノジョも彼女」

2番目に良かったのは・・・「カノジョも彼女」でした。

カノジョも彼女
主人公、直也は高校1年生。ずっと好きだった咲に告白し、彼女になってもらうことに成功。幸せの絶頂にいた。しかし、そんな直也に美少女・渚が声をかける。彼女はいきなり、直也に付き合ってほしいと告白を迫るのだった。渚のあまりのいい人ぶりに心が揺れる直也は、ある決断をする…!!まさかの選択から始まる、ネオスタンダードラブコメ!!

週刊少年マガジンに連載中の漫画(現時点で1~8巻)が原作です。

週刊少年マガジンが原作のラブコメは定期的にアニメ化されます。ここ3年ぐらいに限って言うと、「ドメスティックな彼女」、「五等分の花嫁」、「彼女、お借りします」などがありますが、個人的に合わないものが多いです。あ、ドメカノは好きですよ。

なんでマガジンのラブコメが合わないのかというと、それは自分がおっさんだからと分析してます。考えてみれば当たり前なんですが、おっさんがマジ学生の主人公の考えに共感なんかできるはずがないんですよ。登場する学生の女の子を可愛いと思うのは男の性だし、2次元の女の子が好きなのはこれからも変わらないとは思うけど、今後自分がさらに年齢を重ねることで、ますます学生が主人公のラブコメはキツくなると予想してます。

学生が主人公のラブコメでも「青ブタ」や「冴えカノ」みたいなのであれば全然行けるんですが、どうも主人公がやたら青臭いのが苦手なようです。いや冴えカノは青臭いか…。

という前提のもとで「カノジョも彼女」を見れば合わないような気もするんですが、意外にも結構行けました。実は原作のほうをマガポケで読んでいたので、そこそこ行けるなと思ってたんですが、予想通り最後までそれなりに楽しんで完走できました。

メインキャストには、佐倉綾音さん、和氣あず未さん、竹達彩奈さん、高橋李依さんという今売れてる女性声優がずらっ揃っているので、これだけでも完走のモチベが上がります。主人公の直也役の榎木淳弥さんもハマってたと思います。

しかしですよ、この作品の何が一番の魅力かと言うと「ミリカ」ですよ!

金髪!ツインテール!ツンデレ!可愛い!こんなのミリカ一択でしょ!

アレとかアレの2期よりも、「カノジョも彼女」の2期をお願いします!

第3位「ぼくたちのリメイク」

3番目に良かったのは・・・「ぼくたちのリメイク」でした。

ぼくたちのリメイク
主人公・橋場恭也はしがないゲームディレクター。 会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることに……。 輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、 なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 当時選ばなかった道を選んで、憧れの芸大ライフ、 さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に! ここから僕の人生ルートを作り直すんだ--- クセのあるクラスメイトたちと共に送る新生活がいま始まる!

最初はタイムリープものかなと思って見てましたが、どちらかというと人間ドラマ主体でしたね。途中で志野亜貴(しのあき)が接近してきたので、これはいい感じのラブコメになるかと期待したんですが、ラブコメが本筋ではなく、あくまで「やり直し」がメインでした。

しかしこの「やり直し」があんまりハマらなかったですね。「ふぅ~ん」感が最後まで抜けなかったです。

理由はいくつかあるんですが、一番は主人公ですね。喋りがモサッとしていてトロい感じというか眠い感じというか、シャキッと喋れよと感じる場面が多かったです。あと、後悔はするけど反省が浅い感じが、物語を軽薄にしている感じがしました。

そんな中でもキラリと光るものはありました。それが志野亜貴ちゃんの声優の古賀葵さんです。

古賀葵さんといえば「かぐや様は告らせたい」のヒロイン「四宮かぐや」役で有名ですが、志野亜貴の幼くて甘ったるい声がとても良かった。ああいう声も出せるとは懐が広いですね。立ち上がりや声の明瞭さなど、大物の風格があります。あと志野亜貴は九州弁を喋るので、佐賀県出身の古賀さんは適任だったのかも。

第4位「探偵はもう、死んでいる。」

4番目に良かったのは・・・「探偵はもう、死んでいる。」でした。

探偵はもう、死んでいる。
「君、私の助手になってよ」巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。二人は《世界の敵》と戦うため、三年にもわたって世界中を飛び回り、目も眩むような冒険劇を繰り広げ--やがて死に別れた。激動の日々から一年。高校三年生になった君塚は日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、ごく普通の学生生活を送っていた。そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。「あんたが名探偵?」同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、過去と現在を繋ぐ壮大な物語が再び始まろうとしていた--。

まぁ色々ありますが、ざっくり言うと良くなかったですね。話の展開、台詞まわし、テンポなどがキツかったです。しかし、この作品についてひとつだけ突出して良かったところがあります。

それは、ヒロインのシエスタ!可愛すぎじゃろ!!

私はもっぱら金髪好きですが、シエスタを見てからは銀髪も好きになりそうです。

良かったアニソン

今期はやっぱりこの曲ですね。テンポもよくて楽しい。基本的にキャストの方々が歌ってる曲は好きです。歌詞や曲調が物語の世界観に寄り添っているものが多いので。

今期の期間中に見た過去作

今期の期間中に見た過去作アニメについても書いておきます。

監獄学園(プリズンスクール)

監獄学園(プリズンスクール)
伝統ある全寮制の女子高・私立八光学園。このお嬢様学校に本年度から男子が入学することとなった。しかし入ってきた男子はたったの5人。そのうちの一人、“キヨシ”は女だらけの環境に胸躍らせていた。その先に驚愕の未来が待っているとは知らずに・・・・。

言わずと知れた変態を押し出した名作アニメ。製作は2015年夏です。

見どころとしては、花澤香菜さんが演じる花ちゃんに「ちんこ!」と言わせたところでしょうか。あとは原作のめちゃくちゃレベルの高い絵を、見事にアニメに落とし込んでいるところです。原作を読んで内容は知ってたんですが、アニメも見て良かったです。

原作の後半は非常に評判が悪いのですが、アニメではまだ作品の質が高かった9巻までが描かれてます。

実は原作の質が下がるのは19巻以降なので、まだ10~18巻を2期としてアニメにする道が残ってます。ですが、19巻~最終巻までがあまりにも評判悪いので、今さら2期が作られることはないような気がします。

しかしそれでも言いた、い! 2期を作れ、と!(理事長風に)

なぜかと言うと18巻にめちゃくちゃいいところがあるんですよ。また花ちゃんなんですが、原作であのシーンを初めて見たとき、作者の平本アキラ先生は本物の天才だ!!と思いましたから。それぐらい凄いシーンなんで、まだ読んでないエロ好きな諸氏は是非どこかで読んでみてください。たぶん半笑いになった口が塞がらないと思います。

世間では19巻以降は質が下がったと言ってますが、この作品の後に描かれ打ち切り気味に終了した「RaW HERO」を読んだ感じでは、監獄学園の終盤こそ平本ワールドなのではないかと思ってます。

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール

劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫開発から4 年。フルダイブ機能を排除しAR機能を最大限に広げた次世代デバイス≪オーグマー≫が爆発的にヒットした。その人気を牽引したのは≪オーディナル・スケール≫という専用ARMMORPG。アスナたちもプレイするそのゲームに、キリトも参戦しようとするが……。

2017年に公開された劇場アニメです。

アマプラか何かでレンタルして見ようかと思ってたんですが、dアニメに来ていたので見てみました。

まぁ何というか、SAOだなぁという感じです。映像の質はめちゃくちゃ高いけど、目新しいところはほぼなかったような。

というかSAOのキリトとアスナってもはや夫婦みたいなもので、今さら興味が湧いてこない感じがあります。SAOの1期を見たときは「何だこの面白さは!?」と夢中で見続けたんだけど、あの頃の情熱ではもう見れない。キャラクターにひっかかりがないというか、キリトもアスナも完璧超人なんで、人間としてほころびが見つかりにくい。それが物語に没入できない原因かも。

ただシリカちゃんを妹に迎えたい気持ちだけは変わりません。

凪のあすから

凪のあすから
その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて…。海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。海底にある海村で暮らす先島 光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木 要と地上に暮らす木原 紡。海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

2013年の秋アニメで、アニメ制作はP.A.WORKSです。全26話となかなかの分量です。

とにかく主人公の光(ひかり)が青臭い。青臭いのが好きな人は楽しめそうですが、私にはかなりキツかった。なので10話あたりでいったん挫けて放置してました。しかし不屈の精神で再度立ち上がり(単に時間に余裕があった)、続きを見たところ、13話で大きな転換があり、そこからは興味を持って完走できました。13話の転換点によって今まで主要メンバーの視点だけで語られていた話に、新たに別のメンバーの視点が入ることになります。それが主要メンバーの青臭さを緩和させ、ストーリーがより豊かになったように思います。

なのでこれから見る人は、とにかく13話まで頑張ってください。

あと、この作品も他のP.A.WORKSの作品と同様、背景が美しいです。世界観が独特なので絵にするのは難しかったと思うのですが、見事な背景で作品の世界観が表現されてます。

HELLO WORLD

HELLO WORLD
京都に暮らす内気な男子高校生・直実の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミが突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。

2019年に公開されたオリジナル劇場アニメです。 アマプラに来ていたので見てみました。

監督がSAOの伊藤智彦氏、キャラクターデザインが京アニ時代に「たまこまーけっと」などでキャラデザをした堀口悠紀子さん。主要キャストに著名な俳優が起用されてます。

ストーリーを一言でいうと、デジタルの世界を自分の肉体で歩き渡るような話(マトリックスのような、見てないけど)です。基本は主人公とヒロインの女の子との愛の物語で、そこに数々の困難が降りかかります。

一番印象に残っているのは、堀口さんのキャラクターデザイン。ヒロインの一行瑠璃(いちぎょうるり)ちゃんがハーフツインテで寡黙キャラということで、めっちゃ可愛いです。見た目は黒系の髪なので、たまこまーけっとの妹ちゃん(北白川あんこ)みたいな感じです。ハーフツインテ好きは必見です。

ただ、キャラ中心で見たい自分としては、ヒロインとの絡みがちょっと少なくて(特に後半)、その点が不満でした。CGによるデータ世界の描写が長く、途中で飽きてくるし軽く酔ってしまいました。

とはいえオリジナル劇場アニメなので、限られた時間内であれもこれもと詰め込むわけには行かないので、妥当なところだと思います。もうちょっとヒロインとの絡みがあればというのは個人的な意見で、実際かなりよく出来たオリジナル劇場アニメだと思います。

あと京都の街中が美しい背景で描かれます。久々に京都行きたいな。

まとめ

というわけで、2021年の夏アニメの所感と、期間中に見た過去作アニメの所感でした。

今期のアニメは前期と同様、何となくパンチの弱い感じでしたが、来期は「無職転生」や「先輩がうざい後輩の話」があるので、この作品がツートップで引っ張ってくれそうです。

ではまた!

ひっそりと報告

アニメの話とは関係ないですが、ちょろっとこのブログの今後について報告します。ブログの記事として1つ起こそうかと思ったんですが、そういうコンセプトのブログでもないので、ひっそりとここで告知しておきます。

何かというと、今後はブログの更新を月1本程度にしようと思ってます。理由は、労力の割にブログのPVが上がらず、更なる収益化が難しいと感じたからです。

この1年半ぐらいの間、コロナの影響でテレワークをする機会が多かったのですが、そのおかげで可処分時間が増え、いつもより多くの記事を書くことができました。ただ、その時期に書いた記事がほとんど伸びておらず、収益に結びついてないということが時間の経過とともにわかってきました。

記事のPVが伸びていない理由は、記事の方向性が収益の方を向いてないからと分析しています。PVを稼ぎたいなら、記事を書く前にキーワード選定しないといけないし、物を売りたいならもっと特化した内容の記事を量産しないといけない。でも自分が書きたいように書くと、PVや収益を高められない。「四の五の言わずに稼げる記事を書けばいいのでは?」という意見もありますが、どうも自分の心が動かないんですよね。ブログを頑張れば1億ぐらいぼろ儲けできるんなら頑張る価値も多少ありそうですが、ブログ環境はもはやそういう状態ではないと思うんですよね。自分の書きたいように書くことを曲げてサラリーマン程度の稼ぎを得ようとするのは、結局今サラリーマンやってるのと全く同じ状況ですなんですよ。そうなると収益化が難しいブログというビジネスではなく、もっと別のことで収益化することを目指した方がよいかなぁとか考えてます。

「ある程度自分がやりたいこと」と「収益化できること」を繋ぎ合わせるのは難しいですね。前者の条件は色んなことにあまり興味がない自分にとって難しく、後者の条件はストレス耐性が激弱な自分にとっては難しいです。そもそも取り組んだことが収益化できるのか?という問題もありますね。

「収益化にこだわる必要ないのでは?」という意見もありそうですが、10年以上前から言ってるように私は「会社をやめてゆっくり生きること」が目標なので、そのためには収益化は外せないです。ここ何年かは、収益が関わらないところで趣味に興じることも無駄に感じてしまってます。ギターや音楽周りの機材を全処分したのも、その辺の考え方と関係あります。

というわけでブログを月1回の更新とすることで、ブログに割いていた時間を別のことに回そうかなと思ってます。今のところ、その何かは「イラストか漫画」が有力かなと感じてます。

ではまた!

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