2019年春アニメの所感(この世の果てで恋を唄う少女YU-NOなど)

アニメ振り返り

2019年春アニメ、終わっちゃいましたねー。

前期のアニメは個人的に好きな作品が多かったので楽しかったですが、今期は面白さという点でやや薄い印象を受けました。

私は以下の7本をリアルタイムで見ました。(見終わった順)

  • この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(1クール目)
  • 川柳少女
  • 八十亀ちゃんかんさつにっき
  • 盾の勇者の成り上がり(2クール目)
  • 世話やきキツネの仙狐さん
  • ひとりぼっちの○○生活
  • なんでここに先生が!?

前期の6本よりも1本多いですが、この中には15分アニメが3本あるので軽めの印象です。

前期の所感はこちら

関連 2019年冬アニメの所感(私に天使が舞い降りた!など)

では簡単ですが所感を述べてみます。

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良かったアニメランキング

第1位

一番良かったのは・・・
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」(1クール目)でした。

「でした」って表現しましたが、まだ1クール目が終わっただけで、本来ならここで挙げるのも変な話ですが、クールごとに面白かったりつまらなかったりすることもあると思うので、今回からクールごとに評価することにしました。

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
主人公である有馬たくやは幼少期に母を亡くし、歴史学者である父も二ヶ月前に事故で亡くしてしまった。すべてにおいて活力を失ってしまった高校生活最後の夏休み。ある日、用途不明の丸い鏡とガラス玉のはまった妙な物体が入った小包が届けられる。同梱されていた手紙には父親が生きていると思わせる内容が…?! 「今夜10時に、この物体を持って剣ノ岬(三角山)へ行け」 指示に従いその場へ向かうと、謎の女性が倒れていた。そこには学園長と謎の転校生の姿も。瞬間、地響きとともに光に包まれる…。並列世界を駆け巡る旅が、今、始まる!

原作は、1996年(今から26年前!)に発売された、PC-98用のアダルトゲームです。菅野ひろゆき氏が企画・脚本・ゲームデザイン・総合プロデュースを手がけた作品です。

菅野ひろゆき氏といえば(YU-NO発売当時は「剣乃ゆきひろ」と名乗っていた)、PC-98のアダルトゲームで、「DESIRE」、「EVE burst error」などをヒットさせた名シナリオライターという評判でした。それが、このジャンルのソフト会社で最も勢いのあったエルフに移籍し、新しくYU-NOというゲームを作ったということで、当時話題になったものです。

菅野氏は残念ながら2011年に43歳の若さで亡くなってしまいました。もし存命なら、今回のアニメ化についてのコメントを聞くことも可能だったかもしれないと考えると残念ですね。

今から26年前、私はYU-NOをリアルタイムでプレイしていて、ゲームの斬新さと面白さに、めちゃくちゃ驚いたことを覚えています。と言っても細かい内容はほとんど覚えてないので、今回のアニメは初見状態で楽しんでいます。

YU-NOを発売したエルフはその後紆余曲折して、2016年に公式サイトを閉鎖し事実上消滅しました。時代というのは移ろいゆくものですね。

そして、エルフが消滅する2年前の2014年に、エルフは「YU-NO」の権利を、シュタインズ・ゲートでもお馴染みの志倉千代丸氏が会長を務めるMAGES.(メージス)に譲渡したとのこと。今回のアニメは、MAGES.がYU-NOの権利を取得したからこそ実現したと言えそうです。

アニメの内容

アニメの内容はというと、まだ1クール目を見ただけでですが、適度に山あり谷ありの展開で飽きないで見れました。

2019年春アニメは、新しい話がdアニメストアに配信されたときに「すぐ見よう!」と思えるのはYU-NOだけでした。YU-NOはネットでの評判がそれほど高くないようですが、今回自分が見たアニメの中では一番楽しめたと思います。

と言っても、やっぱり26年前の当時の原作ゲームを知っているので、ノスタルジックな気分で見てるところはあるでしょうね。。。

キャラクターのほうは、釘宮理恵さんが演じる「島津澪」や、大西沙織さんの演じる一条美月が良かったですね。大西さんの演じる大人の女性は声に色っぽさがあってとても良かったけど、意外とご本人は難しさを感じていたようです。

一条美月役 大西沙織さん キャストコメント
美月さんが割と大人の女性だったので、すごい人気のゲームのリメイク版というプレッシャーと、わたしの等身大の年齢よりも上の女性を演じさせていただくということが、自分の中では結構ハードルが高かったです。

一条美月 – TVアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイト

OP曲とED曲

MAGES.が関わっている作品ということで、MAGES.が展開する音楽レーベル「5pb.Records」に所属のアーティストでもある亜咲花さんと鈴木このみさんが、それぞれOP曲とED曲を歌っています。もちろん(?)作詞作曲は志倉千代丸氏。

どちらの楽曲も、Amazon Music Unlimitedの対象に入っているので、Unlimitedの会員は無料で聞くことができます。

公式 Amazon.co.jp: Amazon Music Unlimited

亜咲花さんについては、以前Unlimitedで聴ける楽曲について記事を書きました。

第2位

2番目に良かったのは・・・「盾の勇者の成り上がり」(2クール目)でした。

盾の勇者の成り上がり
ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが-。果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。

異世界ものとしては普通の話なんだけど、2クールかけてじっくりと表現したことで、安定した世界観が構築されたことが良かったですね。

また2クールかけてキャラクターが活躍したことで、特にラフタリアとフィーロがより深みを増して(可愛く)表現されていたのも良かったです。作画も安定していたのでキャラクターが映えましたね。

ところで、岩谷尚文役の石川界人さんと、ラフタリア役の瀬戸麻沙美さんは、2018年の秋アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の梓川咲太と桜島麻衣の組み合わせと同じ声優さんなんですよね。なので両作品を知っていると、青ブタの世界から異世界に転生したのかな?と想像してしまいますw

第3位

3番目に良かったのは・・・「川柳少女」でした。

川柳少女
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。 たった17音で紡がれる二人の日常は、いつだって幸せいっぱい!

登場するキャラクターがみんな良かったですね。

主人公の雪白七々子は、花澤香菜さんが声を当ててることもあってめっちゃ可愛いし、文芸部部長の片桐アマネ(CV:矢作紗友里さん)はツッコミのテンポがいい。

エイジの幼馴染で姉貴分の大月琴(CV:逢田梨香子)は、とにかくエロくて可愛い!登場回数が少なかったことが残念です。

琴姉については放送中にイラストを描いてTwitterに流したところ、原作者の五十嵐正邦先生にリツイートしてもらうという超光栄な事件が!!自分史上では一番拡散されたツイートになりました。ありがたや。。。

原作のほうは現在も週刊少年マガジンに連載中で、2019/07/13現在、9巻まで出ています。(もうすぐ10巻が出ます)

あと、井上苑子さんが歌うOP曲が個人的には好みでした。ギターの印象的な出だしから始まって、爽やかな疾走感の曲調がこのアニメにピッタリだったと思います。

番外

ランキングの番外として、個人的に「なんでここに先生が!?」(略称:なんここ)を挙げておきます。

なんでここに先生が!?
なんでここに先生が!?--いろいろな場所で巻き起こる、大人の魅力にあふれた先生と男子高校生によるギリギリ感満載のエッチなハプニングの連続。先生たちの普段は見せない意外な素顔を、知れば知るほど好きになる!過激なシチュエーションで描かれる『あまあま』で『たゆたゆ』なかわいい先生たちとのハイスクールライフ!

ま~派手にやらかしてくれたなって感じですw(いい意味で)

私はdアニメストアの「もっとたゆたゆver.」で視聴してたんですが、見えはしないものの結構際どい感じで、これは全国のアニメ好き男子を熱くさせたんではないでしょうか。

ラッキースケベの対象となる先生は4人いるんですが、それぞれ、上坂すみれさん、後藤邑子さん、石上静香さん、山本希望さんが演じています。

特に後藤邑子さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくる役のイメージが強いので、「みくるちゃんが、ああ、そんな・・・」的な気分で見てましたw

そして、OP曲がまた秀逸なんですよ。

このOP映像を見た時に、「まいっちんぐマチコ先生」のことをふと思い出してしまいました。出だしのシルエットがエロさとか郷愁を感じさせます。そして何度か聞いてるとクセになりますねw

曲は清竜人(きよしりゅうじん)さんが作詞作曲編曲を手がけているんですが、この方、声優だと堀江由衣さんや田村ゆかりさんの曲も手がけているようですね。

調べているときに、上坂すみれさんと清竜人さんの対談記事を見つけましたが、これがなかなか濃いですw

リンク 上坂すみれ×清竜人「ボン♡キュッ♡ボンは彼のモノ♡」対談|♡キュートでポップな初コラボ♡ – 音楽ナタリー 特集・インタビュー

そして、上坂すみれさん本人が登場するMusic Videoがこれです。

河原で小学生の男の子がエロ本らしきものを見つけるところから始まるという、いきなり笑うしかない展開ですw

動いている上坂すみれさんをまじまじと見たのはこれが初めてなんですが、エロいというよりも、ちょっとクセのある可愛さですね。なるほどこれは人気がでるわけだ。

漫画の方も好調なようで、現在7巻まで発売されてます。

その他

今期は、上で挙げたランキングと番外の4つの作品以外にも、最後まで見た作品は3つあって、それは八十亀ちゃんかんさつにっき、世話やきキツネの仙狐さん、ひとりぼっちの○○生活です。これらについては部分的には面白かったものの、個人的にはグッとくるレベルではなかった感じです。

それ以外にも、途中で脱落した作品として、賢者の孫、異世界かるてっと、ぼくたちは勉強ができない、みだらな青ちゃんは勉強ができない、さらざんまい、などがあります。

まとめ

・・・というわけで、2019年の春アニメの所感でした。

今期は世間的な評判にもあるように、私自身もちょっと不作のクールだったような気がします。そんな中でも2クールもののアニメ頑張ってましたね。また、15分アニメが増えて今後この流れが拡大するのかどうか見守りたいところです。

来期も没頭できそうなアニメがあるといいなぁ。

ではまた!

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