2018年秋アニメ、終わっちゃいましたねー。
今期のアニメはやたら豊作で、個人的には2016年からアニメ視聴を再開してから一番の粒ぞろいだったように思います。
私は以下の9本をリアルタイムで見ました。(見終わった順)
- ゾンビランドサガ
- SSSS.GRIDMAN
- RELEASE THE SPYCE
- やがて君になる
- 色づく世界の明日から
- うちのメイドがウザすぎる!
- ゴブリンスレイヤー
- 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
- 転生したらスライムだった件(1クール目)
前期は7本見ていたので、今期は多めでしたね。リアルタイムで見てた本数としてはここ最近の中で群を抜いています。
関連 2018年夏アニメの所感(シュタインズ・ゲート ゼロなど)
では簡単ですが所感を述べてみます。
良かったアニメランキング
第1位
一番良かったのは・・・「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(通称:青ブタ)でした。
基本的に私はハーレム系のアニメが好きなほうだけど、自分が面白いと思うかどうかは、主人公の女性キャラへの反応によって決まるようです。具体的に言うと、一部の少年漫画系のアニメにあるような、あまりにもオドオドして奥手な主人公はあんまり好きじゃないんです。見てるとじれったくなって「ガッと行って押し倒せ!」と思ってしまうのです。
だけど、このアニメの主人公「梓川咲太(あずさがわさくた)」は堂々としていて、女性キャラ達と軽妙な会話を繰り広げてくれます。
主人公がオドオドしない系のアニメって実は少なくて、知ってる限りでは、俺ガイル(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)や、化物語などの物語シリーズ、監獄学園、五等分の花嫁ぐらいしか思い出せないです。ハーレム系で主人公がオドオドしない系のアニメを知ってたら是非教えてほしいです。
そういうわけで、まず主人公のキャラ設定からして割と好みだったわけですが、それに加えて、やっぱり女性キャラが全て魅力的に描かれてるのが大きいでしょうね。ちなみに私は麻衣さん推しです。ツン6割デレ4割ぐらいの、デレ多めのツンデレも良いですねw
そしてストーリーもとても良かったです。
日常をベースにしつつ少しSFの要素を混ぜながら、キャラクター達が感情を揺さぶられる様子に毎回惹き付けられました。
声優さんも良かったですね。
私は東山奈央さんの声が好きなんですが、このアニメでも古賀朋絵という可愛い系の脇役を素晴らしい声で演じています。というか今期、東山さんは他のアニメでも重要な役をいくつも演じていて、相変わらずの売れっ子です。あと、主人公の妹の梓川かえでを、アマアマな声で演じきった久保ユリカさんも良かったです。
あと、エンディング曲の「不可思議のカルテ」が超素晴らしかったです。
主要な女性キャラが1人ずつ歌っているバージョンがあって、それに合わせて背景色などが変化するので見ていて飽きないです。そして曲がすごい好みで、AmazonでMP3を購入して死ぬほど聞きました。好きすぎて短期間で100回ぐらい繰り返し聴いてしまいましたw
特に東山さんのキャラに合わせた歌い方が好きで、曲は超暗めのマイナー(短調)曲なんだけど、東山さんの底抜けに明るい声が、その暗さをぶち壊す感じなのが最高です。
これに関しては、東山さんがインタビューで以下のように実情を話しています。
東山
やっぱり朋絵は元気担当かなと思っています。それを感じたのが、先ほどお話しした「不可思議のカルテ」のレコーディングです。私がトップバッターだったので、曲に合わせて私もメロウな雰囲気、彼女のモノローグ的な感じで新しい一面をお届けするつもりで臨んだら、「こういう曲ですけど、明るく歌ってください」とディレクターさんに言われてしまって(笑)。ちょっとウィスパー気味にしっとり歌おうかなと思っていたところ、朋絵らしい元気いっぱいなテイストになりました(笑)。
すごいワクワク顔で歌っていて「いいのかな?」と思ったんですけど、それぞれのヒロインには特徴があって、全員の声が揃ったときに改めて朋絵は元気担当だと実感して、そこからアフレコに臨みました。
公式サイトの東山さんのインタビュー記事
なるほどね~、全員の声が揃ったときに、確かに声の方向性が違っているからこそ広がりが生まれるってことでしょうね。まぁ私は東山さんの声が大好きだから、東山さんのソロパートだけでも100回ぐらい聴けそうだけどw
そういえば映画化も既に決まってるんですよね。
公式サイト 「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」 | 青春ブタ野郎シリーズ
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」というタイトルで2019年初夏に上映とのことです。アニメの映画はここ30年ぐらい行ってないので(確か最後に映画館で見たのは「魔女の宅急便」だったような)、久々に見に行ってみようかなと思ってます。
※2019年6月追加
公開日に映画館まで行って見てきました!
内容的にもとても良く、ますますこの作品が好きになりました。ぜひ2期もやって欲しい!
第2位
2番目に良かったのは・・・「うちのメイドがウザすぎる!」でした。
実は1位の青ブタと迷ったんですよね。そのぐらいこのアニメは好きでした。
というか、主人公の「ミーシャ」と、その友達の「わしわし」と「森川さん」が尊すぎて目を細めて見てしまいます。マジ尊い。そして、ウザメイドこと「鴨居つばめ」の変態ぶりに親しみ(?)が持てていいw というかこれ、つばめが女性ではなくて中年の男性とかなら100%アウトでテレビで放送できないレベルですよねw
声優さんもぴったりでした。
主人公のミーシャも良かったけど、つばめ役の沼倉愛美さんが本当に良かった。今期はリリスパでも主要なキャラクターを演じているので大活躍でしたね。あと、わしわしの高い声(ちびまる子ちゃんのタマちゃんみたいな声)も良かったし、森川さんのクセのある声もぴったりでした。
そして、アニメーション制作は動画工房。動画工房いいよね~。
動画工房は、今までも「NEW GAME」や「うまるちゃん」など、本当に良いアニメをたくさん制作してて、かなりの高確率で私のストライクゾーンに入ってます。制作が動画工房ってだけで個人的にはチェック対象です。と言いつつ、今期のアニマエールは1話で切ってしまったけど…
オープニング曲「ウザウザ☆わおーっす! 」も良かったですね。
歌詞は、数々のアニメソングの歌詞を書いてきた畑亜貴さんが担当していて、この曲でもメロディーライン以外の部分に歌詞が入っていて、畑さん無双な感じで良いですね。
あまりにもアニメが良かったので、原作の漫画も全部買ってしまいました。
原作を読むと、アニメが原作の雰囲気を忠実に再現していることに驚かされました。今期の「やがて君になる」になるもそうだけど、これだけ原作の雰囲気を再現できたら、きっと作者さんは最高に嬉しいだろうなぁ。
第3位
3番目に良かったのは・・・「やがて君になる」(略称:やがきみ)でした。
とにかく丁寧できめ細かな描写が特徴のアニメでした。たぶん一言でいうと「主人公と先輩の生徒会長とが少しずつ心を開いていく百合物語」ってことになるんだけど、一言で表せそうな設定が13話かけてゆっくり丁寧に描かれています。その丁寧さの度合いが、ちょっと他に見当たらないレベルに高くて、それだけでも見る価値はありますね。
アニメではラストが少しふわっとしてて、結論めいたものは具体的には描写されなかったのは残念というか・・・いや残念でもないな。「主人公の侑と先輩の燈子が、お互いに歩み寄り始めた物語」をアニメの13話で描写しようということだったんでしょうね。
個人的に続きが気になるので最新巻まで買いました。漫画のほうもすごく良いです。
あと、声優さんもぴったり過ぎて怖いぐらいでしたね。
高田憂希さんは後輩らしい幼さを持ちつつ芯のしっかりした主人公の侑を、寿美菜子さんは表面はしっかりしているけど中身は弱い燈子を、茅野愛衣さんは根は優しいけど表面に少し素っ気なさのある沙弥香を、それぞれ見事に演じてました。それぞれの声優さんの得意分野の声質が融合した感じですね。
電撃大王編集者のクスノキさんも「元々こういう声だったと錯覚してしまうほど」と言ってますが、まさにその通りだと思いました。
幕間まで拾ってあますことなく、違和感ないアニオリを入れながら原作をアニメ13話に完全版として構成しなおしてくださった花田さん、元々こういう声だったなと錯覚してしまうほどのクオリティでキャラクターに魂を込めてくださった声優さん方、
— クスノキ (@kusunoki0618) December 28, 2018
やがて君になるに関しては、おすすめアニメとして記事を書きました。こちらもどうぞ!
第4位
4番目に良かったのは・・・「ゾンビランドサガ」でした。
「ゾンビ+アイドル」っていう設定からして興味をそそられますよね。
でも設定が奇抜というだけではなく、途中からは設定を生かしたキャラごとの掘り下げがあって、最終的に見事に最終回でまとめられています。これは完全にアニメ史に残るパターンですね。
声優さんも個性があって、私が今最も推している本渡楓さんが主人公のさくらを演じています。本渡さんの声は東山奈央さんに少し似ていて、芯がありつつ明るい声なのが好みです。
声優さんと言えば、オープニング曲「徒花(あだばな)ネクロマンシー」を、作中のアイドルグループ「フランシュシュ」のメンバーが歌っています。
この曲がまたいいのよね。特に歌詞が固めの表現でまとめられてて味があります。
そういえば、TVバージョンの冒頭と最後のところのやたらいい声の声優さんは、どのキャラの声優さんなんだろう?ってずっと思ってて、勝手に三石琴乃さんだと思ってました。そしたら、作中では大人しいキャラだった紺野純子役の河瀬茉希さんとのことで超驚きました。
その他
5位以下のアニメ(一部)についても簡単に所感を述べてみます。(順不同です)
・SSSS.GRIDMAN
作中に登場する2人の女性キャラクター、宝多六花と新条アカネ。この2人がとても魅力的に描かれているのが良かったけど、個人的にはそれ以外にあんまり魅力を感じなかったです。元々特撮とかメカものには全然興味ないというか、むしろマイナスに働いていた感じですね…
そのほか良かったところとしては、新条アカネ役の上田麗奈さんの声ですね。上田さんは「サクラクエスト」の四ノ宮しおりや「3D彼女 リアルガール」の綾戸純恵など最近よく見かけますが、透明感のある愛らしい感じの声でかなり好みです。
上田麗奈さんといえば、Amazon Echo(アレクサ!って呼びかけるデバイスです)で、上田さんの声の時報を聴けるサービスがあります。うちにはAmazon Echoがあるので、時々聴いてます。
Amazon.co.jp: 上田麗奈の時報: Alexaスキル
上田麗奈さんの時報が聞けるアレクサスキルについて記事を書きました。
関連 【上田麗奈の時報とタイマー】Amazon Echo(Alexa)のスキルで上田麗奈さんの声が聴ける!
・色づく世界の明日から
アニメーション制作がP.A.WORKSってことで見始めましたが、第1話を見たときは度肝を抜かれました。めちゃくちゃ色がキレイで、完全に映画のクオリティでしたね。しかしその後は少し中だるみしたり、作画がやや怪しくなったりで、1話の勢いはどこへいった!?みたいな感じでした。
ところが最終話は本当に良かったです。あれはシナリオの勝利でしたね。主人公の瞳美の成長と、瞳美を過去へ送り出し過去で瞳美とともに奮闘した琥珀の想いが、最終話で結実した感じでした。
そうそう、ここでも本渡楓さんが琥珀を演じていて、東山奈央さんが元気系メガネっ娘を演じてます。個人的にこの2人の名演技に癒されました。
・RELEASE THE SPYCE
キャラクターデザインが「ゆるゆり」などで有名な「なもり」先生ってことで見始めましたが、味方の中に内通者がいる事実が物語に緊張感を与えて最後まで見れました。というか内通者がいなかったら途中で見るのをやめていたかも。全体的に演出が軽めなので、もう少し重めで暗い感じだったら良かったかな。
ですが、最終話で主人公の源モモが師匠の半蔵門雪と別れるシーンがあるんですが、ここは本当に良かったです。真ん中あたりの話数では中だるみがあったけど、最後まで見続けて良かった思えるシーンでしたね。
番外
ここまで所感を書いてきたアニメ以外に、リアルタイムで全話を見た、ゴブリンスレイヤー、転生したらスライムだった件(1クール目)があります。(所感は割愛)
その他、途中で見るのをやめてる(やめてしまった)アニメは以下です。
- ソードアート・オンライン アリシゼーション(9話まで)
- となりの吸血鬼さん(5話まで)
- ひもてはうす(4話まで)
- 俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(3話まで)
- 寄宿学校のジュリエット(1話まで)
- あかねさす少女(1話まで)
- CONCEPTION(1話まで)
- アニマエール!(1話まで)
- ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。(1話まで)
- ソラとウミのアイダ(1話まで)
これらの作品は、現時点で相性がよくなかっただけなので、今後また見始めるかもしれません。特に「ソードアート・オンライン アリシゼーション」、「となりの吸血鬼さん」、「寄宿学校のジュリエット」あたりは、機会があれば見たいと思います。
まとめ

上の絵は、ちょうど秋アニメの期間中に気に入っていたアニメ・キャラクターの格好を取り入れた自画像です。タイツの真ん中のとこがヤバい感じが気に入ってます。
・・・というわけで、2018年の秋アニメの所感でした。
ほんとに今期は豊作で正直順位付けも難しいぐらいでしたね。この勢いで2019年も面白いアニメが見れますように・・・。
ではまた!